中森康之ブログ
新年会
- 2011-01-08 (土)
- 武道部
武道部の稽古始め。
授業は11日からだが、武道部員はちょっとはやめにはりきって豊橋に戻ってきた。
正月バージョンのスペシャル技も取り入れて、稽古は12時に終了。明るく楽しい稽古だった。私もユキミさんにヌンチャクを教えてもらえてラッキー!
その後新年会。といっても昼食とお菓子の会である。久しぶりに?長々としゃべった。どんな話をしたかというと、
1)自分を大切にしない
2)気持ちや感情に流されないで、意思を貫く。
もちろん「自暴自棄になれ」とか「不摂生せよ」と言っている訳ではない。1)と2)は同じことである。ただ、あまりにも目の前のことに反応した気分や感情に流されて、大きな意思(欲望)を忘れてはいけないということである。ここでいう自分とは「自分」という観念である。これはやっかいで、しばしば体と逆立する。
Xくんという部員がいる。彼はここ数ヵ月すごくよくなってきていた。この感じでいくとブレークスルするかも、と思っていたのだが、クリスマス会で私が言った一言に非常にショックを受けて落ち込んでしまった。部員にはいつも、誰にでもいっていることで、もちろん彼にも何度も言ってきたことであり、別のことを言った訳ではない。横にいた部員もその話を覚えていなかったくらいである。しかし、彼はショックを受けた。なぜか?
彼はこれまで私のその話を聞く体を持っていなかったからである。だから私の言葉をスルーしていたのだ。しかし最近、少し身体の感度が上がったので、私の言葉に反応したのである。その戸惑いがショックとなってあらわれたのだ。
本来これは喜ぶべきいい兆候なのである。だがそれを逆に捉えて、ダメダメ感に支配されてしまう人も多いようである。
それっていい兆候だよ
なんだ、そうだったんですか~、えへへへ~~
という会話ができれば問題ないが、そもそもそんな会話ができる人は、ダメダメ感に支配されない。しかし、修行を続けていれば、そんなことは自ずと分かる。だからいちいちそんな感じにとらわれてないで、自分がめざす境地をめざして楽しく頑張りましょう!ということなのである。
それが「自分を大切にしない」、ということの意味である。
もうひとつは変化を恐れない。それまでの「自分」を後生大事にしていては、ブレークスルなんてありえないじゃないですか。ブレークスルって、主体が変容することなんだから。その意味でも「自分を大切にしない」。
コミュニケーションの根幹は、まず他者を徹底的に信じることである。その意味でも、「自分を大切にしない」。
そしてこのような経験をの中から、真に自分を大切にするとはどういうことかがわかってくるはずだ。
稽古事を続けていれば、楽しいときもそうでないときもある。しかし自分はあの人やあの人が目指した世界にあこがれて修行しているのだ。
それだけで十分である。
それができるだけで、もう幸せ感いっぱいです~
ちなみにこの話はXくんにした訳ではない。Xくんはこの話が終わった後、新年会に登場したからである。
とほほ。
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高専・技科大連携教員研究集会
- 2011-01-07 (金)
- 日記
午後から、高専・技科大連携教員研究集会。
普段自分がやっているプロジェクトの集まりとは全く違う雰囲気だった。人数も主旨も違うので当然といえば当然である。
その後は懇親会。
みなさん大いに盛り上がってました。
私もある先生とゆっくり話ができてよかったです。
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ノルウェイの森
- 2011-01-04 (火)
- 日記
4日。
夕食後、ノルウェイの森を観に行く。『ノルウェイの森』は私にとって特別な小説である。
でも今思うと、これが『ノルウェーの森』だったらたぶん私は買わなかっただろう。なぜか「ウェイ」に異常なエロスを感じたのである。そして読む前にあれだけ売れたら、あの頃の私なら、絶対読まなかっただろう。
だが私は幸運にも読んだ。そして震撼した。それ以降、初期からある時期までの村上春樹の文章は可能な限り全て読んだ。しかし『ノルウェイの森』を決して読み返すことはなかった。私にとってはそれほど特別な小説だったのである。
映画は予想以上によかったと思う。全体の空気としていい感じが出ていた。もちろん私のイメージと違うところはたくさんある。直子も緑も私のイメージとは違うし、永沢さんもどうか、と思う。でも直子、菊地凛子がとてもよかった。もう少し「普通」の直子も描いてほしかったとは思うけど。
。緑は私のイメージとは全く違ったのだが、ああ、なるほどそういうことね、と楽しめた。
ただ、私にとって、僕の存在の危うさというか、自分がやっていることの意味がうまくつかめないにも関わらず、そうせざるを得ない感とその感触の戸惑いみたいなものが、とても大切なのであるが、それを描ききっているという感じはしなかった。その象徴がラストシーンである。もちろんあれもアリなのかもしれないが。
映画では、僕も直子も緑も礼子さんも、それぞれの存在の危うさと内面の変化をあえて前面に出さなかったのだと感じた。愛し合うーーといっていいのかどうか、たぶん言わないのだろうーー、求め合うシーンの多さもそのひとつなのかも知れない。でも私には、彼らと彼女らが必死になって求めていたもの、それが重要なのである。もちろんそれは映画全体がちゃんと伝えているとみる人もいるだろう。でもね……
などなど、いろんなことを考えた。もうそろそろ『ノルウェイの森』をじっくり読み返してもいいかも、と思う。
ところで、村上春樹と村上龍が昔出した対談本を『ウオーク・ドント・ラン』という。常人歩人さんは、I will walk but never run. 一緒ですねえ~
そういえば、『海辺のカフカ』にはジョニー・ウオーカーさんも出てくる。ひょっとして、春樹ファン??
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初出勤
- 2011-01-03 (月)
- 日記
3日。
研究室へ。初出勤。
1日の校正の続きをやる。
夕方に帰って、SPACE BATTLE SHIP ヤマトへ。
なぜか突然行くことになってしまったのである。
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仕事はじめ
- 2011-01-02 (日)
- 日記
今年は1日から論文の校正。
今年も忙しい年になる予感。いやいや、そうならないように1日から仕事をしているのです……?
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明けましておめでとうございます
- 2011-01-01 (土)
- 日記
みなさま
新年明けましておめでとうございます。
まじめな記事もふざけた記事も、何でもかんでもごちゃ混ぜのブログですが、どうぞよろしくお願いします。
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今年もお世話になりました
- 2010-12-31 (金)
- 日記
みなさま
今年も残すところあとわずかとなりました。
今年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
よいお年をお迎え下さいませ。
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