中森康之ブログ
うさぎとかめ
- 2012-05-26 (土)
- 日記
豊郷小学校旧校舎群ネタの連続です。
シンボルのうさぎとかめ。
ステッカーを研究室の扉に貼りました。
なかなかいい感じです。
この扉の向こうは、「まなびや」です。
一緒に学ばんと思われる方は、いつでもお越し下さい。
お待ちしております。
- コメント: 0
- トラックバック: 0
豊郷小学校旧校舎群ガイドブック・ガイドビデオ
- 2012-05-25 (金)
- 日記
先日豊郷小学校旧校舎群に行ったときに買ってきたガイドブックとガイドビデオ。ビデオの方は事前にネットで購入済みだったが、なぜかもう一枚買ってしまった。
まずガイドブック。
豊郷町製作である。
300円以上寄付すると頂ける。
これがとても美しく仕上がっている。
見ているだけで幸せ気分になってくるのである。
そしてガイドビデオ。
こちらは豊郷町ではなく、豊郷小学校旧校舎群記録集製作委員会製作。
こちらも見ているだけで心が温まってくる。
が、一つ気になることが…。
それはナレーションの声。
DVDケースの裏を見ると、
アップで。
米澤円さん?
調べてみると、なんと「けいおん」の平沢憂役の声優さんではないか。
まさか平沢憂も知らんと「けいおん」の聖地の紹介ビデオ買ったんじゃないだろなぁ???
って、それ!どぉ~なんやぁ~~~。
って、すいません。勝手に使って。
この方はここのご主人?です。
http://www.jw-site.com/blog/index.html
- コメント: 0
- トラックバック: 0
講演・箕浦輝幸氏「グローバル経済競争下での日本のものづくりと人材育成」
第18弾プレステージレクチャーズ
テーラーメード・バトンゾーン教育プログラム
グローバル経済競争下での日本のものづくりと人材育成』
講 師:箕浦輝幸氏(トヨタ紡織株式会社 代表取締役会長、
元 トヨタ自動車株式会社 専務取締役、
元 ダイハツ工業株式会社 代表取締役社長)
日 時: 平成24年5月24日(木)14:40~16:10
場 所: 豊橋技術科学大学 講義棟 A-101
【講師コメント】
世界経済を索引してきた先進国で、大量生産・大量消費を基本とする経済モデルの限界が見え始め、逆に新興国が先進国を追い上げて来るというグローバル経済戦争時代に突入した。日本の産業は6重苦と言われる大きな課題を抱え、空洞化という大きな問題を抱えてしまった。「Japan as No1」といわれた経済大国がその地位をおびやかされつつある。こういう状況下においては、従来の延長線上でのものづくり戦略では、戦いに負ける。我々は国全体が一体となって改革(イノベーション)するという覚悟がなくてはならない。 本講演では、それを乗り越えるための企業自体が追及しなければならない基本的な生産戦略についてお話したい。又それを進めるためにどんな人材が必要か、どう育てればいいのかも少しふれてみたい。
--------------
グローバル化、イノベーション、「待ったなし」の日本をとことん強調された講演だった。とにかく強調されたのは、
もう既に時代は変わった。
もう既に環境は変わった。
全部を変えなければならない。
ということだった。
しかし、日本が豊かであるためには経済成長し続けねばならず、そのためには製造業が発展しなければならない、と話されたので、その点だけは変わらないのだろう。しかしその枠組み自体も問う必要があるだろうと思う。
この世代のトヨタの方は、大野さんを心から尊敬しておられる。そのことが今回もとてもよく伝わってきた。これだけ人の人生に深く入り込んだ大野さんは、ものすごい方だったのだろう。ぜひお会いしたかった方の1人である。
もう一つ話を聞いていて感じたのは、箕浦氏が、日本の技術者は無理難題を与えられても最終的には何とかする、と心から信じておられるということである。これも今の大企業のトップの方の世代にある程度共通する信念なのだと思う。そうやって日本のものづくりは、いいものを作ってきたという体験を持っておられるのである。
これに関して悲観的な意見が学生自身から出されたが、私自身は、箕浦氏同様、若い技術者の潜在力を信じたい。
講演の最後に、夢を持って頑張れという励ましの言葉とともに、次のメッセージが送られた。
やりきる力を持て
修羅場を買って出ろ
火中の栗を拾う人間になれ
〈グローバル=イノベーション=待ったなし〉に関しては私は別の考えを持つ者であるが、最後の3点に関しては同感である。
別の考えというのは、そもそもグローバル人材というのがよく分からないのであるが、さらに、グローバル人材教育とか、イノベーション人材教育ということを私は信じることができないのである。誤解のないように申し添えておきたいが、グローバル人材やイノベーティブな人自体を否定している訳ではない。そういう人は多勢おられるだろう。ただ、それを一極集中的に目指した教育の、全体的な成果を信じられないというだけである。
ちょうど、個性重視、「個性を出せ、個性を出せ」といって育てられてきた今の学生世代の多くが、「自分には個性がないのではないか症候群」になっているように、「グローバル人材になれ、イノベーションを起こせ」と言い続けられて育てられた多くの人は、「自分にはイノベーションを起こせないのではないか症候群」に陥ってしまうように思えて仕方がない。このような教育は、デメリットがあまりにも大きすぎる。
グローバルとかイノベーションを目標にせず、結果としてグローバルな人材やイノベーティブな人を生み出す教育を考えるべきである。何も難しいことはない。かつての日本にはそういう教育があったのである。そのまま現代に適応しろとは言わないが、学ぶべき点は多いはずである。
これも誤解のないように付け加えておきたいが、箕浦氏は、そのような成果の一局集中教育を主張された訳ではない。箕浦氏は、人材育成のためには、修羅場を経験させよ、と話された。その修羅場で自分で徹底的に考えさせろ、と。これも大野イズムなのだそうだ。
This is〈グローバル=イノベーション=待ったなし〉のような講演を聞いて、部屋に戻ったら、加藤典洋さんと内田樹さんの対談(「週刊現代」2012年5月19日号の記事)がネットにアップされていた。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32550
加藤さんが、いきなり、「今の日本社会を一言で言うと、「浮き足立ち社会」になるでしょう。」と言う。「たとえば原発の再稼働。原発全停止が実現すると「夏に電気が足りなくなるぞ」とまずタイムリミットを置き、人を急き立て、浮き足立つ形で国論を二分する大問題が提起されています。これが最近の特徴ですよね。」と。
内田さんも、「「待ったなし」という誰が決めたかわからないタイムリミットだけあって、「もう時間がない、残された選択肢はこれしかない」と迫る。時間がないことを言い訳にして、考える義務を自己免責している。」と受けている。
今日は、両極の話が聞けた日である(一方は読んだんだけど)。どちらも個々には共感する点も多かった。しかし核心について言えば、加藤・内田両氏の「タイムリミット症候群」の話の方が、少なくとも私の身体にはよいように思われた。
- コメント: 0
- トラックバック: 0
豊郷小学校旧校舎群、ヴォーリズさんの設計室展2
- 2012-05-23 (水)
- 日記
20日の話題。
記事としては昨日の続き。
豊郷小学校旧校舎群、と旧八幡郵便局で開催されているヴォーリズさんの設計室展にゆく。
さて、豊郷小学校旧校舎群を後にして一路旧八幡郵便局へ。
と思ったのだが、少々お腹がへってきたので、日牟禮ヴィレッジへ。
もちろんクラブハリエ。
昼食がわりのケーキ
さすがにとても込んでいた。
ようやく旧八幡郵便局に到着。
やはりモノクロ
斜めから
反対側から
展示は二階。
ちょっとポーズ
展示を見た後は再び日牟禮ヴィレッジへ。
こんどはたねやさん(「クラブハリエさん」は変な感じがしたので「クラブハリエ」と書いたけど、「たねやさん」は「たねや」ではなんか嫌なので「さん」をつけた。面白いなぁ)。
梅ゼリー
- コメント: 0
- トラックバック: 0
豊郷小学校旧校舎群、ヴォーリズさんの設計室展1
20日の話題。
豊郷小学校旧校舎群、と旧八幡郵便局で開催されているヴォーリズさんの設計室展にゆく。
まずは豊郷小学校旧校舎群に到着。
着いてびっくり。
ここはアニメの聖地だったのだ。
そういえばヴォーリズ記念館の方が前にそうおっしゃっていたような気が…。
コスプレの方がたくさんおられました。
けいおんカフェなるものもありました。
正面から
噴水
中に入る。
やはり階段に目がいく。
わたしはヴォーリズの階段が大好きだ。
うさぎとかめ
ヴォーリズ建築はモノクロがよく似合う。
長い廊下も魅力的だ。
酬徳記念館の階段はこんな感じ。こっちはまるくない。
講堂の二階からはこんな感じ。
こんな校舎で学べた生徒はとても幸せだったに違いない。
次は旧八幡郵便局へ。
これについては明日書きます。
- コメント: 0
- トラックバック: 0
金環日食
- 2012-05-21 (月)
- 日記
5:00起床。
5:30出発。
家を出たときは雲はあったがまだ少し晴れていた。
しかし日食が始まるころには雲が広がってきた。
もう雲しかない。
「欠けてる、欠けてる」というツイートと、ワンセグ中継を見ながら、雲を見つめる。
だんだん雲がうすくなってゆく。
希望をもってただただ待つ。
待った甲斐があった。
アップで。
その後は見えたり曇ったり。
見えた瞬間をなんとか捉える。
貴重な経験だった。
天に感謝である。
- コメント: 0
- トラックバック: 0
豊郷小学校旧校舎群、ヴォーリズさんの設計室
豊郷小学校旧校舎群、と旧八幡郵便局で開催されているヴォーリズさんの設計室展にゆく。
が、金環日食の話を先にアップしたいので、この日の話題は22日に書きます。
申し訳ありません。
- コメント: 0
- トラックバック: 0
演武会の準備も
だいぶ調子がよくなってきたので、久しぶりに武道部の稽古で動いた。
第8回演武会の学生の演目もほぼ決まった。
今年の演武会は完全に学生だけでやっているので、私はノータッチである。演目も初めて見た。
かなり稽古の成果が出ているのと、まだまだ稽古不足のものがあったが、これからガンガン稽古するだろう。
これまでと少々違う演武会、私も楽しみにしている。
皆様方もぜひお越し下さい。
詳細はまた後日お知らせします。
- コメント: 0
- トラックバック: 0
アジア遊学152『東アジアの短詩形文学 俳句・時調・漢詩』
- 2012-05-18 (金)
- 日記
アジア遊学 152『東アジアの短詩形文学 俳句・時調・漢詩』(静永健・川平敏文編 2012年5月29日 勉誠出版)が刊行された。
私も「日常を生きる詩―俳諧は老後の楽しみ」という拙文を書いている。
目次は下記の通り。
【目次】
〈みじかいうた〉に咲く宇宙(コスモス) 静永健
雪・月・花のとき君をおもう―平安京、白楽天詩ことはじめ 静永健
漢詩の歌枕―詩跡 佐藤浩一
名作の楽しみ方―王之渙の「鸛鵲樓を登る」詩について 陳翀
王維のクオリアを探る―「輞川集」にみる〈光と音の交錯する世界〉 内田誠一
中唐の名句名言―人生の四季 諸田龍美
清風明月 人の管する無し 中尾健一郎
日本人が読んだ陸游―『増続陸放翁詩選』所収の絶句について 甲斐雄一
唐宋詞の名句―『草堂詩余』から 萩原正樹
藤原宇合の『論語』受容 ―『懐風藻』所載藤原宇合詩序二篇を手がかりとして 髙田宗平
仇を報ずるに恩を以てする―家康立功の大秘文 大渕貴之
三章六句の抒情―「時調」 中尾友香梨
時調と“サラン”―K-Popを考えながら 兪玉姫
韓国国際俳句の最新事情―郭大基氏の韓国俳句研究院の活動 東聖子
タガログ語ハイクについての考察 ―Gonzalo K. FloresとJose V. Panganibanを中心に 酒村有希
菊の生命―芭蕉句「起きあがる菊ほのか也」について 金田房子
日常を生きる詩―俳諧は老後の楽しみ 中森康之
ひらがなの漢詩―仮名詩史補綴 川平敏文
『北里歌』論―吉原を舞台とする詩画の交響 池澤一郎
北条霞亭の悼亡詩 小財陽平
日本における『三字経』の変容―三字句が生み出した世界 玉城要
明治文人と寒山 鄭文全
掌中の「月」―漢詩の「月」と日本人 土屋聡
俳句の客観ということ―高浜虚子の場合 井上泰至
十本の指、漂う手袋―近代俳句と小説の描写について 青木亮人
川柳こそプレカリアートの詩―鶴彬から乱鬼龍へ 楜沢健
大震災と詩歌 長谷川櫂
あとがき 川平敏文
- コメント: 0
- トラックバック: 0
正岡子規『なじみ集』
たまには俳諧ネタ。
平成21年に世に出た正岡子規の『なじみ集』の翻刻版を入手した。
松山市立子規記念博物館から、翻刻版と複製版が発売されている。
この本が世に出たときの入札会の下見に私も行った。しかし長時間ずっと熱心に見ておられる方がおられ、新幹線の時間もあり、見るのをあきらめて帰った。
翻刻版とはいえ、ようやく中身が見られるのは嬉しい限りである。
- コメント: 0
- トラックバック: 0
-
« 2025 年 8月 » 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 -