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講演・藤嶋昭「感動しつつ、良い雰囲気のもとで研究しよう-光触媒を例にして」-

豊橋技術科学大学開学35周年
ICEED(豊橋技術科学大学工学教育国際協力研究センター)設立10周年記念講演会
榊プロデュース第15弾プレステージレクチャーズ
テーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム(平成23年第2回バトンゾーン特論講義)

たくさんの冠がついた講演会があった。

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講師:藤嶋 昭氏(東京理科大学長)
演題:感動しつつ、良い雰囲気のもとで研究しよう-光触媒を例にして
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冒頭、「鯰絵」(安政2年)と寺田寅彦の「津波と人間」が紹介され、今回の震災の話から始まった。

その後大学院生時代に行った酸化チタン単結晶を用いる水の光分解の実験の話。当時の学会や世界の反応を非常に楽しく話された。そして

感動することが大切!

その感動した技術から生まれた曇らない鑑、セルフクリーニング(太陽と雨で勝手に綺麗になる)等々、門外漢にも非常に面白かった。

そして、クフ王のピラミッドがいまだ崩れていない話から、

基礎が一番大切!

さらに研究の話へ展開。

研究はおもしろい

本物しか生き残れない

研究も基本的なものしか残らない

視野を広く
大きく考える
いろんなことに関心を持つ

ペンギンからメダカ、たんぽぽから蜘蛛の糸などなどを具体例とした、実に多彩なお話だった。

良い雰囲気を作ろう!!

優れた人たちは、同じ時代、同じ場所にかたまって出現するというお話。そこには特別な雰囲気があったのであり、そういう「良い雰囲気を作ろう」と。

そして、

本を読もう!!
良い本を読む!!
忙しいときこそ本は読める

基礎、感動、好奇心、視野、楽しむこと、良い雰囲気、読書の大切さを、軽妙な語り口で説いて頂いた。

最後に紹介された二つのことば。
一つは中国の諺。

台上一分鐘、台下十年功

もう一つは、人間国宝、濱田庄司さん。

十五秒プラス六十年
濱田庄司の流掛展

どちらも、十分な基礎、準備があって初めて成し遂げられるということである。

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