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圧倒的な準備

  • 2012-07-12 (木) 14:21
  • 授業

国文学1。
お薦め本を発表するプレゼン。

何枚めかのスライドにお薦め本の目次があった。
彼は言った。

みなさん、どこの説明が聞きたいですか?

第5章!

分かりました。第5章ですね。

と言って、瞬時に第5章の説明スライドが出て来た。何でその章がリクエストされるのが事前に分かったのか?「手品みたい!」と盛り上がった。

何のことはない。彼は全ての章の説明スライドを用意していたのである。そして、リクエストされた章のスライドに一発でジャンプしたのである(一発ジャンプの方法も教えてくれた。知らなかったので勉強になった)。

発表時間が7~8分のプレゼンに、彼は18枚のスライドを用意してきた。そこには使わないはずのスライドが何枚もそこに用意されていた。

単位を取るために最低限の努力しかしない学生もいるが、彼のように、楽しみながら、圧倒的な準備をしてくる学生もいる。そして前者が、余った時間と労力を有効に使って、何か大きな仕事をしたという話は、寡聞にして知らない。彼のような学生が、とてもいい仕事をしたという話は枚挙に暇がない。

そして、こういうプレゼンがあると、授業がとても楽しくなるのである。

来週発表予定の学生は、ハードルが上がって大変だが、さらにいいものを期待したい。
がんばってね~

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