- 2012-10-06 (土) 19:00
- 日記
現実逃避の旅2日め。
まずは特別企画展「中原中也の手紙―安原喜弘との交友」開催中の中原中也記念館に行く。
見ているうちに涙が出そうになった。
中原中也が背負っていた悲しみの幾分の一かの悲しみを私もまた背負っていたはずだが、知らないうちに誤魔化していたのだと思う。それがじわじわ出て来たのだろう。中原中也の魂に触れるとともに、自分自身の中に眠っていた自分自身の魂とも久しぶりに再会できたようだ。
実際に涙を流した訳ではないが、見終わったあと、子どもが大泣きした後のようにすっきりした。たまに大泣きした夢をみて目覚めてすっきりしていることがあるが、それよりも心地よかった。
失礼ながらその存在を初めて知った。
建物は磯崎新氏の設計だそうだ。
まもなく10周年記念祭があり、坂本龍一氏が総合アーティスティック・ディレクターという。
かなり面白い試みだと思う。
が、本来の目的はその中にある図書館。
しばしときを過ごす。
その後は山口大学へ。
俳文学会全国大会が開催されてました。
実行委員長の尾崎千佳さんの人徳により、参加者多数。発表もとても充実していた。さすがです。至れり尽くせりの心遣い。常人にはできない全国大会でした。