- 2009-05-03 (日) 13:31
- 日記
忌野清志郎さんが亡くなった。
とてもショックだ。
私は、RCサクセションのファンでもなかった(むしろ曲などほとんどきいたことがなく、その存在が嫌いだった)し、ソロの曲もほとんど知らない。ただ有名ないくつかの曲をきいたことがあり、その中のほんの数曲はとても好きだという程度である。そんな私などが、清志郎さんのことを云々するのは、ファンの方には大変申し訳ない。
だが、いつの頃からか、私は「清志郎」という「存在」が気になりだし、気がついたらとても好きになっていた。
あのシャイで正直で愛と夢にあふれた「清志郎」という「存在」を、私はとても尊敬し、憧れていたのである。
だからとてもショックだ。でも感傷的なものではない。
むかしホテルで見たドキュメンタリー番組の中の清志郎さんは、ノスタルジーには興味がなく、未来に向かって、今を生きてた。熱烈に愛と夢を語っていた。
私の授業は、あの番組を見てから少し変わった。武道部での話も変わった。私自身が変わったのだと思う。それまでは、照れて、恥ずかしくて、言えなかったことが、言えるようになった。多くの他者を目の前にしても、少し心を開いて自分を出し、自分を語れるようになったのである。もちろん今でもよく失敗するが、久しぶりにDVDを見て、やはり悲しくなったが、見ているうちに元気が出てきた。
私も頑張ろうという気になった。
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