- 2009-12-07 (月) 19:09
- 研究
12月5日、鹿屋体育大学で開催された身体儀礼文化フォーラムに参加した。「体育大学における〈修養的教養〉の未来-武道礼法を中心に-」というサブタイトルがついている。
早朝、鴨池港から桜島を見ながらフェリーで垂水港へ。垂水港で
熊本高専の岩崎くんが待っていてくれた。岩崎くんの車でいざ鹿屋体育大学へ。
正門に幟が立っている。礼儀正しい学生さんの案内で会場へ入る。前から3列目の真ん中に陣取る。
まずは小笠原流弓馬術礼法三十一世宗家、小笠原清忠氏の基調講演、「日本の伝統的な身体儀礼文化 -武術礼法から日常の礼儀作法まで-」。大変刺激的で面白かった。途中見せていただいた映像も衝撃的で、その夜早速岩崎くんと特訓をしたが、かなり難しい。
フォーラムⅠは、「鹿屋体育大学における武道礼法指導とマナー教育」、フォーラムⅡは「現代の高等教育における修養的教養教育の可能性と課題」。興味深い報告が目白押しだった。予定時間を30分以上オーバーして修了。いろいろ得るところがあり、実に充実した一日を過ごした。
私があまりに目立っていたのか、鹿屋の先生に「今日は一日中熱心に聞いて下さってありがとうございました」とわざわざ声をかけていただいた。
その後は、岩崎くんんとフォーラムについていろいろ話をする。
夜も旅館で小笠原流の鍛錬を行った。
翌日も引き続き話し合い。技科大武道部や熊本高専空手道部への応用について意見交換をする。
話は尽きないが飛行機の時間があるので、出発。途中で霧島神宮に寄る。屋久杉資料館を堪能した後、遅い昼食。せっかくだからガイド誌に載っているお店に行く。
道に迷う。あるはずの所にない。
地図上はどうみてもあそこや。あの細い坂あがったところや。
でも先生、どう見てもあれ民家ですけど。
ええ? おお、「民家を開放した店」と書いてある。あそこや、あそこ。よかった。
細い坂道を上ってゆく。
ただの民家だった。
いくらなんでもいきなり突っ込んで行って庭でUターンする訳にもいかないので、車とほぼ同じ幅の坂道を、そのままバックで下る岩崎くん。
ごめんなさい。
そんなこんなでようやく見つけた。やっぱりガイドの地図が間違っていた。
お店を見てびっくり。やっぱり普通の民家である。でも今度は看板が出ているので間違いない。
「こんにちは」といって戸をあける。子どもの靴やらが脱ぎ散らかしてある。奥から話し声が聞こえる。とそのとき、
先生、こっちでした。
と後ろから岩崎くんの声。右手に別の入り口が。そこをあけるとその家の一室に直接入れるようになっていた。入ってから、「こんにちは」というと、奥から女性が出て来てくれた。
ということで、ようやく昼ご飯を食べることができた。とても美味しかった。
食後、空港まで送ってもらって、ちょっとお茶して、無事飛行機に乗って帰った。
岩崎くん、お疲れ様でした。