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日本語コミュニケーション連携P

  • 2010-03-10 (水) 16:00
  • 研究

 8日、9日と高専連携教育研究プロジェクト「技術者教育における日本語コミュニケーション能力向上メソッドの開発とデータベース化」の第2回全体会議を行った。今回は豊橋駅前サテライト・オフィス。なんとまたまた元武道部部長ウノさんのバイト日だった。こういうことってあるのね。まあ5分の1の確率ですが、それが2回続くとは(ということは25分の1?)。
 今回は、特別参加の岩崎先生(熊本高専)が、現代GPにおけるコミュニケーション教育の取り組みを紹介してくれた。非常に面白く、ディスカッションも盛り上がった。その後は、各メンバーの報告とディスカッション。新メンバー3人の取り組みを詳しく聞くのは今回が初めてである。率直な感想は、「スゲー!」である。こういう教育が高専全体で行われたら理想的だと思える実践ばかりであった。
 その上で、今回の一番の収穫は、各メンバーが自分の取り組みの位置づけと意義が再確認できたことではないだろうか。それぞれが個々に取り組んでいるので、ややもすると、それが技術者教育全体の中でどのように位置づけられ、意義があるのかがよく分からなくなってしまいかねない。そして日々試行錯誤を重ね、時間に追われて実践しているので、自分で自分の実践を振り返り、その意義を考えることが少なくなってしまう。それが再確認できたのはとてもよかった。
 自分の取り組みを他のメンバーに意義づけてもらったり、的確なアドバイスをもらったり、また他のメンバーの発表から有益なヒントやすぐ使える技をもらったりと、ディスカッションは本当に楽しい。だからみんな時間がたつにつれて元気になって、嬉々として帰って行かれたように思う。御礼メールを読んでも、全員ますます意欲が湧いてきたようだ。
 私のこのプロジェクトの目的は、個々で様々な実践をされておられる先生方が、お互いにそれを共有することである。岩崎先生のように専門教育において実施されている取り組みと、私たちが一般科目(教養教育)で行っている取り組みが連携できれば、お互いによい効果が得られるはずである。それぞれの高専間や、高専と技科大、また企業の方、あるいは一般高校の先生など、コミュニケーション教育に携わっている方との連携(といっても要は情報交換とディスカッション)ができれば、とても素晴らしいと思う。私がやっている二つの連携プロジェクトはその点でも共通している。
 基本は個々の取り組みである。それを各自が実践し、年に二回集まって報告会をする。。そこでかなり突っ込んだ熱いディスカッションを行い、自分のやっていることの意義を再確認し、新しいヒントと元気をもらって帰るのである。それだけだ。このプロジェクトのためだけの新たな負担は全くといっていいほどない。だから続くのだと思う。

 高専の先生は、近々、来年度の連携プロジェクトが公募されます。現在行っているプロジェクトは、二つとも提案課題として出しますので、ぜひご応募下さい。
 また、高専以外の先生や企業などでコミュニケーション教育、人間力養成の取り組みをされておられる方は、プロジェクトのHPに掲載されている連絡先まで、ぜひご一報下さい。熱く語りましょう!

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