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震災の後で

  • 2011-03-31 (木) 10:52
  • 日記

久しぶりの更新。

東北・関東大震災。
私は体調不良が続いており、その日も熱があって、研究室のテーブルで寝ていた。えらく長く揺れた。しばらくして学会で東京に行っていた武道部員から無事を知らせるメールがきた。そして徐々に状況を知ることになったのである。

それからもずっと体調不良が続いたが、それに加えて、じわじわと自分がおかしくなっていくのが分かった。それは阪神・淡路大震災の記憶、身体の奥底に染み込んでいた記憶が蘇ったものであることは明らかであった。あの時、自分自身は大して被害を受けなかった。しかししばらくしてじわじわと心と身体にダメージが染みこんでいった。そこから救われたエピソードについては前にこのブログでも書いたことがある(これ)。

このエントリーには、私は「書くこと」の意味を失ったのだと書いたけれども、実はそれは、自分の生きる意味であった。そしてあのとき、加藤さんに救ってもらい、もう大丈夫だと思っていたが、雑事に追われる日々を送るうちに、あのときの気持ちを忘れていたようだ。

しかし今回は、2週間ほどで精神的には大分回復してきた。自分が書きたいものを今書いている、という思いもそれを助けてくれた。幸いにも被災しなかった者として、いつまでも沈んでいる訳にはいかない。
体調も回復した。
ブログも復活したい。

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