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愛しの年賀状

1日に私の敬愛してやまない方から年賀状が届いた。
とても嬉しかった。

これまでは私からお手紙や年賀状を差し上げるのみだった。
ところが昨年、あるところを介して、あるお知らせを頂いた。望外の幸せを感じた。
そして今年の年賀状。しかもコメント入り。これを何と表現したらよいのか。

年単位で、少しずつ私の存在を認めていって下さっているように思えて、感無量である。ただのミーハーのファンにもかかわらず。ほんとうに嬉しい。

年賀状といえば、子供の頃から、年賀状が楽しみだった。元旦から郵便屋さんが来るのを待った。何度もポストを見に行った。いっぱい来る親を羨ましく思った。自分も大人になったら、いっぱい年賀状が来るんだと憧れた。

「自分も大人になったら……」という憧れの物語が存在している社会に私は住みたい。それがない社会は、薄っぺらいからである。

自分が努力して、成長して、ようやくその世界の仲間入りができる。そういう世界をたくさん持つ社会は、健全で奥行きがある。

私はもう大人である。そして、大人になればなるほど、そういう世界の素晴らしさとそこに住むことの難しさを感じるようになった。

私の憧れの方たちが住んでおられる世界の住人に、私も早くなりたい。そのために一歩一歩努力したい。私はそのために武道の修行をしているのである。

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