- 2012-01-17 (火) 18:49
- 読書
落合博満『采配』(ダイヤモンド社)を読む。
出た時に買ってあったが、体調不良であまり仕事ができないので、読むことが出来た。
落合さんの本は、多分全部読んでいるはず。
どの本を読んでも、すごくまっとうなことをシンプルに語っておられると思うのであるが、おそらくそれが一番難しいのだろう。
年末にテレビで落合さんの特集をやっていたが、とても面白かった。何がかと言えば、中日の多くの選手が「落合野球は?」と問われ、「普通の野球」と応えていたからだ。私は野球のことをよく知らないが、まっとうな野球だと確信していたので、それを選手が語っているのを見て、嬉しかった。しかし、落合野球が普通の野球だとすれば、それを「オレ流」とよぶ人たちの考えている野球は、一体どういう野球なのだろう?
ところでこの本、ちょっと気になったのは、太字箇所である。私には、太字になっていないところに大切なことが書かれているように思われたのであった。
それにしても、落合さんほどの実績を残された方でも「オレ流」と呼ばれるのだから、私のいうことを学生がなかなか信じてくれなくても仕方ないのかも知れない、と自分を慰めるのであった。
武道部員にはぜひ読んでほしい一冊である。
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