- 2012-05-18 (金) 16:27
- 日記
アジア遊学 152『東アジアの短詩形文学 俳句・時調・漢詩』(静永健・川平敏文編 2012年5月29日 勉誠出版)が刊行された。
私も「日常を生きる詩―俳諧は老後の楽しみ」という拙文を書いている。
目次は下記の通り。
【目次】
〈みじかいうた〉に咲く宇宙(コスモス) 静永健
雪・月・花のとき君をおもう―平安京、白楽天詩ことはじめ 静永健
漢詩の歌枕―詩跡 佐藤浩一
名作の楽しみ方―王之渙の「鸛鵲樓を登る」詩について 陳翀
王維のクオリアを探る―「輞川集」にみる〈光と音の交錯する世界〉 内田誠一
中唐の名句名言―人生の四季 諸田龍美
清風明月 人の管する無し 中尾健一郎
日本人が読んだ陸游―『増続陸放翁詩選』所収の絶句について 甲斐雄一
唐宋詞の名句―『草堂詩余』から 萩原正樹
藤原宇合の『論語』受容 ―『懐風藻』所載藤原宇合詩序二篇を手がかりとして 髙田宗平
仇を報ずるに恩を以てする―家康立功の大秘文 大渕貴之
三章六句の抒情―「時調」 中尾友香梨
時調と“サラン”―K-Popを考えながら 兪玉姫
韓国国際俳句の最新事情―郭大基氏の韓国俳句研究院の活動 東聖子
タガログ語ハイクについての考察 ―Gonzalo K. FloresとJose V. Panganibanを中心に 酒村有希
菊の生命―芭蕉句「起きあがる菊ほのか也」について 金田房子
日常を生きる詩―俳諧は老後の楽しみ 中森康之
ひらがなの漢詩―仮名詩史補綴 川平敏文
『北里歌』論―吉原を舞台とする詩画の交響 池澤一郎
北条霞亭の悼亡詩 小財陽平
日本における『三字経』の変容―三字句が生み出した世界 玉城要
明治文人と寒山 鄭文全
掌中の「月」―漢詩の「月」と日本人 土屋聡
俳句の客観ということ―高浜虚子の場合 井上泰至
十本の指、漂う手袋―近代俳句と小説の描写について 青木亮人
川柳こそプレカリアートの詩―鶴彬から乱鬼龍へ 楜沢健
大震災と詩歌 長谷川櫂
あとがき 川平敏文
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