ホーム > essay | 授業 > 三島へ

三島へ

今日は授業が終わって、三島へGO。
Z会さんへお邪魔した。

11月の国語力検定の結果について打ち合わせに行ったのである。
なかなか興味深い結果が出た。
何よりも、普段私たちが感じていることが、かなり正確に結果として出たように思う。
しっかり練られた問題だったからだろう。

詳細な分析についてはそのうち報告会があるのでそこで報告することになるが、最もクリアになったのが、「国語力」とTOEICの関係であった。英語の教員もよく「国語ができない者は英語もできない」とおっしゃるが、これが非常にはっきりした形で出たのである。

誤答分析もとても興味深いものであった。国語の問題というのは、「こう考えるとこれを選ぶ」「あの言葉に引き摺れるとこれを選ぶ」というように選択肢が作られている。したがって、どの選択肢を選んで間違ったのかを見れば、解答者がどのように問題文を読んだのかがおおよそ分かるのである。この分析も見事で、普段私が各所で力説している本学学生の特徴と驚くほど一致していた。

全ての基礎は国語である。多くの人はそう考えているが、そのことが今回数値として出たことは意義がある。数値しか信じない人に対しても、対話の通路が開かれたことを意味するからである。

って、ほんとうはそんな人とは対話したくないんだ。ほんとはね。

ホーム > essay | 授業 > 三島へ

カレンダー
« 2024 年 12月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最近の投稿
最近のコメント
カテゴリー
アーカイブ
リンク
中森康之研究室
武道部
俳文学会
現象学研究会

ページトップに戻る