- 2010-03-28 (日) 19:51
- 武道部
武道部の現部長は創部以来初の留学生である。非常にしっかりしている学生で、この前懇親会で会った学生課の課長も、非常に褒めてくれていた。
先日、審査の打ち上げの時、部員に
発売元: 幻冬舎
を紹介した。
徒弟制度を行っている会社の話であるが、挨拶やホウレンソウや心を開くこと、明るくすること、人の話をきちんと聞くことなど、普段武道部で大切にしていることが沢山出てくる。そしてそれを徹底して実行されている様子が描かれており、自分の甘さを反省させられた。ぜひ部員にも読んでほしい、そして頑張って修行しようという話をした。
一週間ほどして部長に読んだかどうかを確認したら、読んでいないという。2、3日して研究室に来た彼女は、「聞かれた時にマズイと思ってすぐ注文して買った。今読んでいる途中です。会社だったら私はクビです」と言った。すぐ買わなかったのは、まだ読んでいない本がたまっていたからだという。そしてしばらく話をした後に、「先生、ここに『実行』と書いてくれませんか」と言って、表紙を開いた。「ここは普通著者がサインするところなんだけど」と言いながら、ご要望にお応えした。著者の秋山さんには大変失礼なことを致しました。
私は人並み外れた悪筆である。それでも誠心誠意書いた。筆で。これから即レスで実行できる人間になって欲しいという思いを込めて。そして自戒を込めて。
私は彼女を部長にして正解だったと思った。もちろんこれからも彼女の部長修行はまだまだ続く。しかしきっとやり遂げてくれるだろうと信じている。
その部長のもと、いよいよ2010年度バージョンの武道部が始動する。2010年度バージョンの武道部は、今までとはちょっと違う武道部になるはずだ。