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全国高専教育フォーラム2011(2)

  • 2011-08-23 (火) 23:34
  • 研究

23日・24日は平成23年度全国高専教育フォーラム

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まずは23日。
高専・技科大フォーラムに参加。
私も「「技術者教育」におけるゆるやかな連携の試み~「人間力」と「コミュニケーション能力」を軸として」題して発表。

優秀な技術者養成、高度な技術者養成、イノベーションを起こせる技術者養成というのが高専・技科大の使命なので、そのためには「人間力」が不可欠だというお話をする。ブルペンのエースの如く、研究室の中だけで優秀な人は優れた技術者とは言えない。現場で力を発揮する技術者としては、いかなる状況においても、自分の力を最大限に発揮する能力が必要である。つまり、人間力とは器であると同時にアウトプット力である。したがって、持っている能力を如何に発揮するかという、発揮の技術に関わる教育が技術者教育には必要であると話した。

そのような「発揮力」養成には、プレッシャーのかかった現場が必要である。プレッシャーがあるポイントを超えて豹変するようでは困る。豹変の多くは、パフォーマンスが著しく低下し、フリーズしてしまう。そうしてその後何事もなかったかのように振る舞うのである。
技術者がこれでは大変困ったことになってしまう。少なくともそういう問題意識だけでも共有したいというのが私の願いである。そして出来れば、その養成の実践を連携してできれば、と願っている。現在実施しているプロジェクトはその試みである。幸い高専には私の関心に共鳴して下さる先生方が大勢おられる。そしてその方々は、私よりはるかに有意義な取り組みを実践しておられるのである。

終了後は、そのプロジェクトのメンバーたちとの懇親会。幹事の連絡がいい加減で、時間も場所もお店の名前もよく分からなかったにも関わらず、みなさん自力でお店に到着された。さすが「人間力」のある先生方である。
今年度から参加の先生は初対面。二つのプロジェクトの混合懇親会だったが、大いに盛り上がった。それにしてもどうしてこういうメンバーが集まってくるかなあ、という方たちばかり集まって下さる。「類は友を呼ぶ」という他ない。

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