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2012-02

『科学』2011年12月号

『科学』2011年12月号に、渡辺敦雄・後藤政志・田中三彦の三氏の論文が掲載されている。そのうち書こう書こうと思っているうちに時を逸してしまった。しかし、書いておきたい。

三氏に共通するのは、津波の前に、地震で既に損傷していた、という立場である。それをそれぞれの視点から論述している。

後藤氏のスロッシングは、以前動画を見せて頂いた。

渡辺氏の主張もご本人からうかがっていたので、よく理解できた。氏は「「想定外」という表現は技術者としては無能であり、挫折である」(1245頁)と述べておられる。また、建設計画後震源域の存在が明らかになり計画が破棄されたボデガベイ原発にも言及しておられる。

最後の田中論文にはとても驚かされた。
東電が事故以来説明に使っている非常用復水器(IC)の系統図と、1992年4月に提出された設置変更許可申請書中のIC系統図が違っているというのである。田中論文はこう締め括られている。

以上のように,正しいのは図4なのか図5なのかは,事故原因の推定に大きな影響を及ぼす。政府と東京電力はどちらが正しい系統図なのかを早急に明らかにする必要がある。(1238頁)

こんなことがありえるのだろうか?すぐに分かるはずである。
この論文が出てから随分と日がたつ。既に明らかになっていることを願うばかりである。

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やっと風邪が治りました

一昨日昨日と、Xくんの風邪インフルエンザのことについて書いた。
今日武道部の稽古に行ったら、すごく久しぶりにZくんが来ていた。
にこやかに近寄ってきて私に言った。

やっと風邪が治りました!

彼は、

そうか、よかったな!君が稽古に来るのを待ってたよ!

という反応を期待したようだったが、もちろん私はそういう反応をしなかったので、

あれっ???

と言って、不思議そうな顔で去って行った。

みなさん、早く風邪やインフルエンザを治して、頑張って稽古しましょう~

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次はインフルエンザに

昨日の記事に登場したXくん、私の言っていることを理解してくれたようである。
よかった。
と思ったら、その翌日からインフルエンザだそうだ。
今度は、「情けない」というメールが来たので、「無理せず早く治して下さい」と返信した。
もちろん本心である。
1日も早い回復を心から祈念している。

すっかりよくなったら、今後は全く別の顔で朝稽古に参加してくれるだろう。
それでいいのだ。

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覚えてどないすんねん!

武道部員が、少し前から朝稽古をやっている(らしい)。らしい、というのは、聞いているだけで、見たことがないからである。誰が参加しているかも知らない。

ただ、初日に張り切って来たものの、その後来なかったり、来たり来なかったり、いろいろな部員がいると聞いている。

冷蔵庫設置の手伝いに来てくれたXくんと朝稽古の話になった。

Xくんは、毎日行ってるの?
いや、僕は風邪がまだ治ってないので。

しかしXくんは、朝稽古の言い出しっぺの1人のはず。そこで、

風邪ひいたって、まだ始まって一週間しかたってへんやん。
はい。
マエチンは高校時代、必ず6時15分に行ってたんだぞ。1日も休まず。雨が降ろうが風が吹こうが。

とまで言ったとき、

試験の前だろうが

とXくんが続けた。
驚いて顔を見ると、実に得意そうに微笑んでいる。

覚えてどないすんねん!

マエチンのこのエピソードも前にブログで紹介した(同じことを繰り返す)。
------
マエチンの中高生時代の林先生のお話。

朝7時から朝練習をやっているんだけど、ヤツは必ず6時15分に来て、あそこの壁に向かってずっとボールを蹴っているんですよ。オレもだいたい同じ時間に来るんだけど、アイツは雨が降ろうが風が吹こうが、試験の前だろうが、必ず6時15分に来て一人でボールを蹴っている。一日も休まず、ずっとね。
------

確かにあっている。
しかし当然だが、私はこの文章を武道部員に覚えて欲しいわけではないのである。マエチンの精神(心)から何かを感じてほしいのである。もちろん風邪をおして朝稽古に参加しろと言っている訳ではない。倒れられても困るし。しかしせめて少しは、恥ずかしいなあという気持ちをもってもらいたいのである。

風邪ひいてるんだから休んで当然でしょう!

という顔で、「行ってません」と言った後すぐに同じ顔で、「試験の前だろうが」と得意げに言われても……ね。

頭で理解してしまうことの恐ろしさを改めて感じた。西岡棟梁が、小川さんが入門したとき、新聞もラジオもテレビも見るなと言われたというが、私も余計なことを言いすぎているのだと強く反省した。

もう、そういうことを部員に話すのはやめよう、と強く心に決めた次第である。

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ロボジー

娘とロボジーを見に行った。

チケット買うとき、「ロボじじい」っていったらどういう反応するやろ?
ここは大阪ちゃうで。そんなん流されるだけや。
じゃあ、やってみるかあ?
勝手にどうぞ。

という会話をしながら窓口へ。
なんと私の授業を受けていた技科大生だ。
前からここでバイトしているのを知っていたので、ひょっとしてと思っていたが、やはりいた。困らせたら可哀想だと思い、きちんと「ロボジー」と言った。

しかし、彼はちょっと焦ったみたい。娘が「むむっ?」と言うのでレジを見たら、

¥20,000円

「ちょっと押しすぎてしまいました」と彼。

もちろん私が渡したのは2,000円です。

頑張ってね、お仕事。

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Kinect

XBOX360 Kinectが届いた。
これで思う存分ゲームができるぞ~って、Xbox持ってないし。
何のために買ったの?わたくし……。

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発声練習(おまけ)

発声練習をご指導頂いた矢田部先生の浜名湖義塾の案内にこういうメッセージが載っている。

------
塾長からのメッセージ
私は劣等感の塊(かたまり)でした。市場(いちば)でフライを買った時、「ひとつ」と言ったのに、「ふたつ」と聞き間違えられて2個渡
されました。発音が悪かったのです。その上、「『ひとつ』と言ったんです。」と言い返せず、そのまま、2個分のお金を払って帰ってきました。
 そんな経験はしばしばありました。
それなのに、大人になると、「ぶっきらぼうと口ごもりは自分の個性」と勘違いして開き直っていました。(後略)
------

とてもよく分かる。私にもそういう経験がよくあったからだ。こういう場合、私は「まあいいや」と心の中で自分を納得させてきた。さすがに最近はもうそういうことはない。私の場合は、武道がそんな自分を変えてくれた。矢田部先生の場合は、それが発声練習・朗読だったのである。

学生時代から歌等のレッスンは受けられていたが、本格的に発声や朗読の練習をされたのは、30代半ばからだという。

人は何歳からでも変われる。発声は技術であり、練習すれば誰でも修得できる。

学ぶことの多い発声練習の講座だった。

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発声練習2

合唱の後は朗読。
これもみんな楽しみながら練習できた。

そしてクイズを交えながらの本格的な発声練習。


みんなそろって~


丹田を意識して~


なぜか武道部員による正拳突き~


口の中に貫手~

そして授業の総仕上げは、やっぱり「翼をください」。

みんな集まって~

練習の成果がとてもよく出ていた。発声の仕方がまるで違っていた。
とてもいい講座だった。
矢田部先生に心より感謝申し上げたい。


お見送りの駐車場でツーショット

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発声練習1

日本語法2(C)の授業で、矢田部駿一先生をお招きして発声練習・朗読の指導をしていただいた。矢田部先生は、前に見学させて頂いた浜名湖義塾の塾長である。

講座は、いきなり矢田部先生の「翼をください」のアカペラ独唱から始まった。

全員その歌声に感化されたようで、その後の全員合唱がとても素晴らしかった。恥ずかしがらずにみんな大きい声で歌ってくれた。超ド級に歌が下手な私でさえ、生まれて初めてかも、と思えるくらいにみんなと揃って歌えた。

もうこれだけでこの講座は大成功だ、と確信できた。
さすがに経験を重ねられた方は違う。学ばせて頂いた。
その後の展開はまた明日。

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