- 2011-12-06 (火) 22:50
- 日記
私は思想と文化のある本屋さんが大好きだ。
店全体がそれを持っている場合と、個別の売り場が持っている場合があるが、たいていはどちらもあるか、どちらもないかである。
どのような本をどのような順で並べてあるか。それがその本屋さん(売り場)の見識であり、思想であり、思いである。そして文化である。個々の商品自体はどこの本屋さんも同じだ。だからどの本を仕入れ、どの本をどう並べるかが、全てを物語っているのである。
そういう思想と文化が感じられる本屋さんにいると、時を忘れてしまう。逆の場合は、少し気持ち悪くなる。おそらくそういう本屋さんは、本を愛していないからである。本に対する愛のない本屋さんは居心地が悪い。
この前東京に行った時、久しぶりに丸善の丸の内本店に行った。ここはそういう思想と文化を持った本屋さんだった。
大学時代大変お世話になったジュンク堂も私は大好きだ。特に専門書をおいてくれていたサンパル店には大変お世話になった。ジュンク堂は、このサンパル店に代表されるように、社長さんの強い意志が感じられる。そして、店員さんにプロ意識と誇りを感じる。
もちろんその他にもいくつかお気に入りの本屋さんがある。そういう本屋さんがあることが、とても幸せである。
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