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全国高専教育フォーラム2011(3)

  • 2011-08-24 (水) 23:47
  • 研究

24日は教育研究活動発表会に参加。
岩崎君の発表を聞いた後、自分の本日一つめの発表。
人間力養成プロジェクトの紹介をした。
統一した達成目標をもたない「ゆる~い」プロジェクトであるがゆえに、個々で大きな成果を上げていること、自分の実践の意味を捉え直せるプロジェクトになっていることなどを話す。

私のプロジェクトは全てそうであるが、「この指とまれ」方式でメンバーを集めている。まず私の問題意識、興味を前面に出す。そしてそれに共感して下さる方は集まって下さい~という方式である。誰も私の指にとまってくれなければ、この遊びは「なし」である。仕方ない。

だから毎年、誰が応募して下さるか全く分からない。それでもこれまで、私が書いたA41枚の提案用紙を見て、お名前も顔も存じ上げない先生が応募して下さった。私もどういう方かも分からないままメンバーになっていただいた。私の問題意識に共鳴して下さっているという1点のみで十分だからである。そうして毎年、少しずつメンバーが増えてきた。今年もそうだった。だから昨日食事会で始めて会った先生がいたのである。実はまだ会ったことがない先生も何人かおられる。

午後からは本日二つめの発表。
こちらは日本語コミュニケーションの授業の紹介。コミュニケーションにおける身体性の重要性を動画を使ってお話した。「私たち教員は授業でどういう声を出したらいいんですか?」という質問を頂き、まずまず受け止められた感じであった。いくつかの遊びメソッドを紹介したが、多分どなたも自分の授業に取り入れることはなさらないだろう。失敗して収集がつかなくなるという不安があるからである。しかし、失敗して収集がつかなくなるという不安がある限り、コミュニケーションの授業はうまくいかない。だって、やってる方が、「自分」と「学生」と「コミュニケーションという力」を信じていないということだから。

発表終了後は、飛行機の時間に間に合うように、大急ぎで鹿児島中央駅に戻る。
かるかんときんつばを買って、空港へ。

今年は最後まで参加できず、メンバーの発表もほとんど聞けなかったのが残念だった。しかし3本も発表できたのでよしとしよう。今年は自分の発表内容通り、アウトプット尽くしの高専教育フォーラムだった。

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