今日の授業は、日本語コミュニケーションと日本文化論。
日本文化論が終わってすぐ、東京工業大学世界文明センターの講座、橋爪大三郎さんの「石田梅岩と勤勉な日本人」に向かう。
何とか間に合う。
橋爪さんが、石田梅岩をどう解説されるのか。日本思想にどういう展望をもっておられるのか。日本人はいつから、なぜ勤勉になったと橋爪さんは見ておられるのか等々にとても興味があった。
タイトルとは少し違って、お話は、鈴木正三、石田梅岩、上杉鷹山、松下幸之助の4人のひとと思想の解説だった。橋爪さんらしい切り口で、コンパクトにまとまっており、見通しのいいお話だった。いつも思うことだが、キーワードの言い換えが絶妙である。まったく違う次元から言い換えてくれるので実に分かりやすい。竹田師匠とは質が全く違う分かりやすさである。そして個々の解説が必ず本質と結びつくように解説される。話の進め方や間の取り方も勉強になった。
個々のお話はとても面白く勉強になったが、一番聞きたかったことは今回はお預けとなった。そのうち本格的に切り込んでくれるのを楽しみに待ちたい。
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