26日。
前期の日本文化特論(博士後期課程)が終了。
旧カリの学生(つまり建築を専攻していない学生)が2人と、建築の学生が1人の3人。テキストは『木のいのち、木のこころ』。
8割以上が雑談だった。毎時間、時間超過をして熱く語り続けた。もちろん学生も語ってくれた。いつも授業が終わってから、「これでいいのかぁ???」と不安になっていたが、今日、20分オーバーして授業が終わった後、1人の学生が、「かなり面白い授業でした。先生の他の授業にも出たい」と言ってくれた。他の学生も静かに頷いてくれたように感じた。涙が出るほど嬉しかった。
雑談だけで授業を成立させたいというのがかねてからの私の夢であった。ドクターの学生で、しかも非常に感度のいい学生ばかりだったということ、西岡棟梁や小川師匠がそれだけで素晴らしい存在だということに助けられながらではあるが、今回、それがだいぶできたように思う。
国文学1では自分(教師)の存在をほとんど消せたし、日本文化特論では雑談で授業を成立させられた。わたしくし、ちょっとレベルアップしたかも…。
とうぬぼれてはいられない授業が明日ある。がそんなことは気にしないで、うまくいった方を喜んでおこう。幸せ、幸せ。
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