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人間力養成研究会2

5日第三部は【招待講演】。

堀内亨氏(ヤマハ発動機株式会社元技員)
「ものづくりの現場とは何か-現場に求められる人間像-」

堀内さんは、国際レースのメカニックや、新しいバイクの開発などをずっと現場でやってこられた方である。氷上を走るバイクも開発された(今、アラスカで走ってるそうである)。パリダカ完走のバイクも手作りされた。若い頃、あの伝説の名車トヨタ2000GTを組み立てた。今でも図面なしで手作りでバイクを丸ごと1台作り上げることができる手を持っておられる方である。退職の送別会では、世界中から人々が駆けつけて、3回に分けてやらないと会場に入りきれなかったほどの方である。

多勢の前で話すのは初めてだと言いながら、いきなり場を支配された。

笑いあり。
深く考えさせられる話あり。

ドリルの先はどうなってますか?
なぜ作業帽をかぶるのですか?
作業帽の正しいかぶり方は?
現場ではなぜ作業服を着るのですか?

自分は答えは言わない。自分で考えさせる。聞きにきたら教える。

他人から見て整理されている現場と、ほんとうに使われている「いい現場」とは全く違う。先日中森先生の研究室にお邪魔したときも、真っ先にそれを見た。

恐るべし。

やはり「現場」からの言葉には、迫力がある。ものづくりとは何か。ものづくりの現場とは何か。それを深く考えさせられた。

質疑応答になると、会場の方に入って行かれた。

答えは言わないといいながら、ヒントをたくさん出して下さった。


実際に作業服を着せての説明

質問者に歩み寄り、しっかり目を見て語られた。
このような講演者は見たことがない。

「私は講演のルールを知らない。だからルール違反をたくさんしただろう」とおっしゃった。たしかにそういう言い方をすればそうかも知れない。しかし、講演の常識にとらわれない、すばらしい講演会だった。このような講演を聴けた人、特に学生は幸せだ。

終了後は例によって懇親会。

いつもお世話になってる大鯛さん。


店長の差し入れです。


講演会から参加の江本さん、大懸さんと。


私もツーショット

この後、有志で二次会へと突入。

という訳で、第1日め無事終了。

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