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日本高専学会(続)

  • 2009-08-30 (日) 15:33
  • 研究

 三木先生「課外活動を利用した創造教育-低学年からの技術者教育」の研究発表を拝聴。概略は前の全体会議でお聞きしたが、やはり何度聞いても面白い。だんだん三木メソッドのマジックが分かってきた。その一つは、「教員はできるだけ手をかけず楽をし、かつ楽しむ」というものである。プロジェクトメンバーの三崎先生も同じだし、前に紹介した田尻悟郎さんも同じである。だが真面目な先生であればあるほど、この逆説の理解が困難である。
 「手をかけずに素晴らしい成果をあげておられて羨ましい」という聴衆からのコメントがあったが、実は、手をかけないからこれほどの成果が上がっているのである。そのあたりの秘訣をメソッドとして取り出し、多くの方に共有してもらおうというのが、私のプロジェクトの狙いである。

 さて、その後は私の研究発表。「「人間力」養成の試み~日本語コミュニケーション教育と課外活動指導~」。二つのプロジェクトの私の実践をまとめて発表。
 企業の方から、「本来人間教育は企業文化という観点から、各企業が独自に行うべきだが、種々の事情があり、現在企業でできることには限界がある。だからこのような試みを大学でやることは、大変価値のあることだ」というコメントを頂く。なるほど。私は、「大学で出来ることと出来ないこと」、「企業で出来ることと出来ないこと」をきちんと考えていなかったので、大変参考になった。
 その他、高専の先生や、本学の先生からも色々コメントやメールを頂いた。何人かの方に強い刺激を与えることができ、また私自身もそれによって新しい発見があり、とてもよかったと思う。
kosengakkai.JPG

 前のセッションが長引いていたので、会場前で待つ。何か、楽屋の風景みたいですね。
撮影は絵実子さんです。

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