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第6回武道部演武会

 7月18日は第6回武道部演武会

 今年のテーマは「一心」。学生が決めたものだが、もちろん小川さんから私が頂いた座右の銘「不器用の一心」からとったものである。三連休の真ん中、豊橋の祇園祭とも重なっていたが、大勢の方にご来場頂いた。この場を借りて、心より御礼申し上げます。

 今年の招待演武は、日本拳法東三河連盟、豊橋技科大剣道部、尚志館、とよはし中日文化センター子ども空手・剛柔流。それぞれ非常にいい演武をして頂いた。
 日本拳法で演武して頂いた成人の方はこの後上海万博で演武をされる予定。また団体演武をしてくれた藤ノ花女子校は、演武会の数日後に行われた第55回全国高等学校日本拳法選手権大会で個人戦2位。川原先生のみご出演頂いた桜丘高校は、個人戦で優勝。お祝い申し上げます。

 さて、肝心の武道部の演武は、普段の稽古の成果を遺憾なく発揮してくれた。いつも以上に時間がスムーズに流れたいい演武会だったと思う。みなそれぞれ自分にできるだけの努力と準備をして演武会に臨んでくれたが、まさしく皆の「一心」が体現できた演武会だったのではないだろうか。
 学生の皆さんは、準備も後片付けも含め、本当によく頑張ってくれた。これが今後の武道修行に大いに生きてくることを期待している。お楽しみ企画の劇も非常に好評であった。

 私自身は、恒例の解説演武。今年は「三戦」を解説した。今年の解説演武は、打ち合わせもリハーサルも全くなし。何をやるかもほとんど決めなかった。朝のリハーサル時間にも、登場と退場だけしたら、「先生、本当に何も打ち合わせなしですか?」と聞かれたので、「何をどう説明するかは、その場の流れで決まるから、その時その時に私が次に何を説明しようとしているかを察して動いてくれればいいよ」とプレッシャーをかけておいた。もちろん今回はそれができる者だけを選んで解説演武を行ったのである。
 ちょっと予定時間をオーバーしてしまったが、無事終了。
 二部の最後に、団体形「三十六手」を私を含めて4人でやった。これも合わせる稽古はほんの数回やっただけだが、普段から同調する稽古をしているので、非常によく合っていた。

 予定時間を少しオーバーして第6回演武会は無事終了した。今年の演武会の準備・運営面は、私はほとんどタッチしなかった。もう学生と卒業生だけで動かせるようになったからである。「人間力」養成部を提唱している武道部としては、非常に嬉しいことである。

 もちろん演武の出来、準備・運営など全てに渡ってまだまだ満足はしていないし、これからも「一心」の修行は続いてゆく。イチロー選手は、例えばシーズン200本安打を記録した次の打席を非常に大切にするという。嬉しさの余り疎かにしてしまいやすいからである。「今、ここ」に集中することを目指す人にとって、それは許されない。だからこそ記録を達成した次の打席こそがその人の心構えを象徴するのである。「一心」は、今、ここで自分がやるべきことに集中してきちんとやるということである。残念ながら演武会後の稽古を休んだりしてそれが出来なかった部員もいた。残念なことにそれでは「一心」とは言えない。
 しかし来年は武道部の創部10周年である。演武会も記念演武会になるはずだ。ますます学生たちが成長した姿を見せてくれるだろう。
 私たちはただ「一心」に稽古を続けてゆくのみである。

 夜は、同窓会を兼ねたパーティー。つい先日結婚したマシューのお祝いもあった。私も誕生日プレゼントとして、みなさんから珈琲ポットを頂いた。別に三人娘からは珈琲カップを頂いた。両方とも私の気持ちを察したプレゼントであった。本当にうれしい。cofeepot.JPG

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