中森康之ブログ
マスターズ2010
- 2010-09-19 (日)
- 日記
三重県四日市でマスターズの大会(空手道)。
私の尊敬するOさんが初出場されるとあって、総勢16名で応援に行った。武道部員もたくさん来てくれた。本当に嬉しい。
Oさんは若い頃から数々の大会で実績を残して来られたが、私にとってはそれはあまり関係ない。強い弱いや上手い下手なんてどうでもいい。私がOさんを尊敬する理由は、人間として尊敬できるからである。
今回応援に行った者の多くはOさんとは初対面だったが、後々会っておいてよかったと感じる時がきっと来るに違いない。
試合は残念ながら二回戦で敗れてしまったが、非常にいい動きをされていた。マスターズ挑戦を表明されてから、一つずつ一つずつ、努力を続けてこられたことがよく分かる。その姿をしっかりと見せて頂いた。
結局最後の男子7部組手決勝まで全部見て帰った(7部は70歳以上)。それぞれの年齢の方が、体力と気力の限界に挑まれている姿は、時として非常に感動的であった。
普段の言動から、私が競技空手に否定的であると誤解されるむきもあるが、私は別に競技空手自体を否定している訳ではない。武道と競技(スポーツ)は別だと考えているだけである。武道には武道の本質があり、スポーツにはスポーツの本質がある。その一部は重なり、一部は相容れない。それだけである。
競技はあくまでスポーツの試合であり、そうである限り、他のスポーツの試合同様、いい試合を見ると熱くなったり、感動したりするのである。
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衛生管理者講習会
- 2010-09-17 (金)
- 日記
16日、17日、衛生管理者講習会。
朝9時から夕方5時まで、びっしりの講習会。これだけ長時間他人の講義を聞き続けたのは何年ぶりだろう。大学生の頃うけた集中講義でも、9時から5時までフルにやられた先生はほとんどいなかったように思う。
しかも、ベンジジンやジクロルベンジジン、トリクロルエチレンやノルマルヘキサン等々よくわからんものばっかり。ヒュームと言われても、私には哲学者の名前としか思えないのよ。
それに私は、今まで男性大便房数が60人以内に1個以上必要だなどということを考えたことがなかった。恥ずかしながら、便所の個室を大便房と呼ぶことも知らなかった。
そんな訳で、2日間大変勉強になった。あんまり急に一杯お勉強したので、「熱出さないようにね」とメールをくれた人がいた。
ほんと熱出るかも。
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写経は楽しい
- 2010-09-13 (月)
- 武道部
方寸塾生(形特別講習会メンバー)、武道部員(希望者)で書いた写経が完成した。一人何文字かずつ書かせて頂いた。
それにしても写経は難しい。お手本通りに写すだけなのに、それがうまく出来ない。我と雑念が強すぎるのである。もちろん技術も必要である。
でも写経は楽しい。
草むしりと一緒で、書いていくうちに「もっと、もっと」と思ってしまうのである。草むしりと一緒にしたら叱られるかもしれないが、でも高田好胤さんも、草むしりのすばらしさについて語っておられた。
書いている途中は、雑念だらけで、もう止めたいと思うのだけれど、終わりに近づくにつれて一文字一文字が愛おしくなり、書き終わるとまたやりたくなるのである。
早速薬師寺にお送りします。
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形特別講習会とコーヒーゼリー
- 2010-09-12 (日)
- 日記
12日。
午前中形特別講習会。三十六手の第9回めである。楽しく稽古を終える。
昼食後、このブログでコーヒーゼリーの完成を知った者が行きたいというので、5人でマスターのところへ。こういう流れはあっという間に出来てしまう。うまく乗れるのが武道的感性である。もちろん準備も含めて。その場で行きたいと思ったときに行ける状態にしておくのも、「間」である。
しかしコーヒーゼリーは2個しか残ってなかった。私を除く4人で仲良く食べた。飛行機の時間があったイワサキくんには、エミコさんが写メをプレゼント。
コーヒーの方は、私が「ネパール」、エミコさんが「タンザニア」と言ったところで、マスターが、ちょっと変な反応をしたので、すかさず聞くと、
今日はタンザニアが一番よかったですね。
だって。
恐るべし、野生の勘。
すかさず私もタンザニアに変更した。
修行すべし、修行すべし。
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演武会実行委員会報告会・次期幹部立候補者プレゼン
- 2010-09-11 (土)
- 武道部
11日。
稽古終了後、第6回演武会実行委員会報告会。その前に、この前に薬師寺で買ってきた写経用紙に写経。少しずつ書く。残りは明日の形特別講習会で。
さて、実行委員会の報告会、今年は1時間ほどで終了。出て来た問題は来年にむけて修正してもらいたい。
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私の希望はただ一つ。全体の動きに気を遣って、その中で自分がやるべきことを感じ取り、実行してほしいということ。チームで動いているのだから、チーム全体の流れや動きにうまく乗ってほしい。チーム全体がどこに向かおうとしているのか、そのためにメンバー個々が何をしていて、何ができていないのか、その中で自分が何をすべきかに対する感度を上げてほしい。それが武道の修行である。
その後、次期幹部の立候補者によるプレゼンテーション。それぞれが抱負を語る。誰がなっても部員全員で協力して、武道部がよりよいものになってほしいと思う。
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コーヒーゼリー
- 2010-09-09 (木)
- 日記
久しぶりにマスターのところへ。
2010年バージョンのコーヒーゼリーが出来ていた。
毎年違うコーヒーゼリーを出しておられるのだが、今年は結構苦労されていたのである。ようやく完成したみたい。
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プレステージレクチャーズと飲み会
- 2010-09-08 (水)
- 日記
6日。
久しぶりに大学へ行く。もちろん仕事が山積。
16時からホテルアークリッシュ豊橋で榊プロデュース第8回プレステージレクチャーズである。講師は前慶應義塾長の安西祐一郎氏(現慶應義塾大学理工学部教授)。演題は「新しい時代の人財育成-課題と展望-」。武道部員にも声をかけたので、何人か来た。それ以外にも学生が何人か来ていた。東三河商工会議所・商工会との共催ということもあり、企業の方から学生まで幅広い聴衆であった。
いろいろ考えるところがあった。
その後は、日本語学メンバー飲み会へ。今はなき日本語学(現日本語コミュニケーション論)の元受講生による飲み会で、今回が2回目。今回も私を呼んでくれた。武道部の飲み会とは全く違う雰囲気で、いろいろ楽しく語らう。
次回も呼んでね。
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帰る
- 2010-09-05 (日)
- 日記
5日。
ホテルをゆっくり出て、いつものように神保町を巡る。日曜日はほとんど休みであるが、それでも私のいきつけの店は、何軒か開いているのである。武道関係の本を何冊か買う。
昼過ぎの新幹線で帰る。
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現象学研究会
- 2010-09-04 (土)
- 研究
4日、久しぶりの現象学研究会。
朝からホテルの下のカフェで『イデーン2-1』の今日の範囲を読む。身体論を楽しみにしているのだが、例によってフッサールの執拗な記述が続く。『イデーン1』から一体何が深められているのかなあと思いながら読み進める。昼食後ナガタさんと『俳諧十論』の注釈書の翻刻についての打ち合わせを済ませて、現象学研究会の会場へ。
ここ2回ほど欠席していたので久しぶりである。とこれまた久しぶりのNさんと再会。何年ぶりだろう。ハイデガーやレヴィナスをやっていた頃は毎回会っていたことを懐かしく思い出す。
さて今回は、前半が『イデーン2-1』、後半は竹田青嗣『完全解読 カント「純粋理性批判」』の合評会?。
前半のレジュメ担当者は二人。いつも通りの明快な報告。次回はいよいよ身体論が出てくる(のかな?)。期待したい。
後半は、カミヤマさんによる竹田青嗣論といってもいい内容。非常に興味深かった。竹田さんと同世代であるカミヤマさんは、私とはまた違った竹田論を持っている。それがよく分かって面白かった。またある方が展開された「竹田青嗣と宮崎駿」論は非常に刺激的だった。
なんで師匠、文芸批評やめちまったんだよ~、と思っていた私であるが、実は文芸批評をやめて哲学に行ったのではなく、哲学の仕事の中に文芸批評家としての感性や本領が生き続けていると見るべきだったと思い改める。
ところで、この場で恐ろしいことが判明。なんとこの本、最後まできちんと読んでないメンバーが結構いたのである。かくいう私も、である。というか、本自体を家に忘れてきてしまった~
もちろんきちんと読めていないのは、私を含め、皆この本を大切に読みたいと思ってのことである。忙しい現代において、時間をとってゆっくり読書することは、もう誰であってもほぼ不可能であることがよく分かった。時間ができてから、と思っているその時間は永遠にこないのである。
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