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2011-12

今年最後の武道部の稽古

今年最後の武道部の稽古。といっても私が参加できる最後という意味である。武道部の稽古自体は24日が今年最後である。

今回は、特別な稽古をした。
基本も約束組手も形もやらずに、その応用展開を、全ての帯、一斉に稽古した。

とても楽しい稽古ができた。

その楽しさの中から、それぞれの部員は、自分に必要なことも見えてきたはずだ。
それを感じならがら、また日々の基本稽古に戻ってもらいたい。

それにしてもみなさん、すばらしい技の冴えをみせてくれました。

今日稽古に来た人は、とても得しましたね。

日本語コミュニケーション能力養成プロジェクト全体会議2

日本語コミュニケーション能力養成プロジェクト全体会議2日め。


今日はV字ディスカッション。


新メンバーのお二人。国語ではなく、待望の工学の専門からの参加。

毎回思うのは、高専の先生方は本当に熱心に教育を考え、実践しておられることである。技術者を育てる上で、コミュニケーション能力をどう養成するかということを日々工夫されておられる。

技術者は、自分の専門の技術を「持っている」だけでは何の役にも立たない。それを他者との関係の中で生かさなければならない。そのためにコミュニケーション能力は不可欠である。私たちがコミュニケーション能力と呼んでいるのは、スキルだけではない。自分の専門内でのコミュニケーションでもない。(異分野の)他者と関わろうとする意欲こそがコミュニケーション能力である。他者と積極的に関わることによって、自分も他者も生きてくる。その実感を持てるような授業をそれぞれが工夫されている。

専門の技術力のベースに「人間力」がある。その大きな部分をコミュニケーション能力が占めている。そして最近強く思うのが、さらにそのベースとなる基礎力である。今回国語力検定を受けてみて、さらにその思いを強くした。

そしてもう一つ。技術者が、その専門技術を身に付け、生かす中で、人間として生きる意味や充実感を犠牲にしてはならないということ。そのためにも他者と関わる喜びを感じて欲しい。

13時に解散。
メンバーはまたそれぞれの高専に帰って行った。
さらに質を高めた実践をめざして。

日本語コミュニケーション能力養成プロジェクト全体会議1

19・20日。
高専連携教育研究プロジェクト
「日本語コミュニケーション能力」養成プロジェクト全体会議。
場所は、豊橋技術科学大学 駅前サテライト・オフィス

プロジェクトのHPはこちら

このプロジェクトのメンバーは、私を入れて9名(継承略)。
焼山廣志(有明高専)、坪井泰士(阿南高専)、井上次夫(小山高専)、柴田美由紀(小山高専)、畑村学(宇部高専)、鍵本有理(奈良高専)、天造秀樹(香川高専)、山田昌尚(釧路高専)。

校務によりやむなく2人欠席。
ゲストとして、Z会から、堀池香苗さんと小室克敏さんに出席して頂いた。
また、研究室秘書の大懸さん、来年から私の研究室に入る予定の西窪君、武道部部長の谷君が特別参加。


真剣な議論が繰り広げられています。


「楽ちんの女帝」の異名をとる鍵本先生

Z会の堀池さんには、長年国語の指導をされていた経験をもとに、最近の生徒・学生の国語力の特徴・傾向を具体的に発表して頂いた。それをもとに全員でディスカッション。とても充実した議論となった。

それにしても、堀池さんと私の感覚が非常に近くて、とても驚いた。高専生・技科大生が特殊でないことがよく分かった。また、私の技術者教育への思いも共感していただき、とても嬉しかった。


一日の終わりに集合写真

その後懇親会。
いつものきく宗さん。


乾杯~

明日も全体会議は続きます。

砕破特別講習会

砕破特別講習会、最終回。

今回は、いつも以上に特別な稽古会となった。
最終回に相応しい。
砕破ってこんな形だったんだということを改めて発見できた。

その後、恒例の忘年会。
こちらも大いに盛り上がった。
いつもの如く、一人一言もよかった。
私もいつもの如く、いろいろ話した。

その後、有志でお茶会。
初めてのお店に行ったが、これもよかった。
特にケーキが美味しかったです。

そして研究室に戻って、明日の全体会議の準備。

浜名湖義塾

渡辺敦雄先生と一緒に、湖西市の浜名湖義塾を見学に行った。

三上市長ご夫妻、矢田部塾長、渡辺先生と、お昼前に鷲津駅で待ち合わせ。お昼をご一緒して、いざ浜名湖義塾へ。

この日はたまたま私たち以外にも見学者が2名おられた。

非常にのびのびとした雰囲気で素晴らしかった。
塾長は常に笑っておられた。
しかし、後で直接とメールでお話したところ、いろんな場面で真剣に子どもの言葉を受け止めておられた。それを子どもには全く感じさせず、楽しい雰囲気で授業をされていた。

私なら問い詰めてしまいそうな場面でも、塾長は笑っておられた。
だから子どもたちは楽しくて楽しくて仕方ないうちに、どんどん伸びてゆくのだろう。
この子たちの将来がとても楽しみだ。

ほんとうにいい授業を見せて頂いた。
矢田部塾長、ありがとうございました。

終了後、尚志館メンバーと合流。
ポットさんのタイ料理のお店でみんなでお食事。
とても美味しかった。

とても贅沢な一日だった。

講演会・岩田修一氏「大規模人工物と社会-クライシスマネジメントとサバイバル-」

テーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム
平成23年度テーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム
開発リーダー特論 第13講義

【日 時】平成23年12月16日(金)16:20~17:50
【場 所】講義棟 A1-201
【テーマ】これから重要性を増すテーマ(7)
     『大規模人工物と社会』-クライシスマネジメントとサバイバル-
【講 師】岩田 修一氏(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)

を聴講。
原発の話をもっと聞きたかったのですが、残念ながらやむを得ず途中で退席せざるをえませんでした。申し分けありませんでした。

国語力検定

昨日の稽古後、国語力検定の結果を返却。
みんなとても楽しみにしていたようです。
想像以上に盛り上がりました。
問題も一緒に返却したので、あちこちで勝手に小グループができて、検討会が始まりました。
1時間以上みんなわいわいやってました。

これにはびっくりしました。
技術者の卵たちが、国語力検定でこれほど盛り上がるとは。
さすが武道部です。

問題も非常によく練られた良問でした。そして楽しく受けられる工夫がしてありました。さすがです。

お久しぶりです

武道部の稽古。
ながらくやってなかった拳立てをやった。
マシューが途中でギブアップ。

どうしたマシュー!!

と私が言うと、

お久しぶりです。

って。
そうですね。
お久しぶりです。拳立て。

五体の説教

五体治療院へ。

代表はある方に説教中。

この人は悶絶の後熟睡。

習ふて書べし

許六『宇陀法師』に次のような文章がある。

俳諧文章の事、習ふて書べし。惣別俳諧の文章といふ事、いにしへの格式なし。『うつぼ』『竹取』『源氏』『狭衣』の類、皆々連歌の文法也。故に先師一格をたてて門人に伝申され侍る。みだりに書ちらす人もあれど、当流の格式をしらざれば、片腹痛事共多し。序・記・賦・説・解・箴・辞など、少づつ差別有べし。真名文章は字法有て慥にわかり侍れど、仮名物には無念の事のみ多し。

俳諧の文章には俳諧の文章の「格」がある。「序・記・賦・説・解・箴・辞」にも、すべて格の違いがあるという。しかしなかなか普通の人にはそれが分からない。だから、

俳諧文章の事、習ふて書べし。

なのである。正しくそれを習って書かなければならない。いかにも武家の許六らしい。

ところで、蕉門俳人で文章の格についてしばしば言及するのは、この許六と支考である。この2人は、芭蕉が夢見て果たせなかった俳文集を編纂して出版した。しかしそこには本質的な違いがあった。それは、『風俗文選』と『本朝文鑑』の収録作品を見れば明らかである。『風俗文選』には『徒然草』は収められていない。

さて、許六は支考を批判して、こうも言っている。

此坊発句大下手也。一生秀逸の句五句となし。文章もしさゐらしく書つづけ侍れど、口より奥まで趣意が通らず、言葉つづき半分なぐり、つゐに決定したる所なし。何の格、かの格と彼がいふは、みな嘘也。惣じて和文に格なし。ましてはいかいの文章には古格として用る物なし。只手短に、持て廻らぬやうに書を俳諧文章の格式也と、先師より慥に相伝したり。此坊がいふ事うけがふべからず。(『俳諧問答』)

俳諧の文章には古格はない、という点は『宇陀法師』と同じである。しかし、「序・記・賦・説・解・箴・辞など、少づつ差別有べし。」の方はどうなったのだろうか?

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