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メガネ屋さん

  • 2009-06-30 (火) 19:14
  • 日記

 先週と今週のカンブリア宮殿に、メガネ21の平本清さんが出演されていた。

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20090622.html

 メガネ21に関しては、以前、今流行のアメリカ流マネジメントと全く異なる手法を用い、人情を理解した優れた経営者として紹介されているのを聞いたことがあり、非常に興味を持っていた。
 実際に番組を見たが、非常に面白かった。
 「ノルマなし」「(会社に)内部留保なし」「銀行借り入れなし」「管理職なし」といったことが次々紹介された。社員の給料やボーナスも高額で、しかも全て公開されているとのことである。それを語っている平本さんも、実に興味深い人間であった。
 内部留保というと、樹研工業が豊富な内部留保で不況に対応している話をこのブログでも書いたが、今度のメガネ21は、会社に全く内部留保を持たないそうだ(社員に内部留保しているとのことであるが)。しかしどちらの会社も、不況をものともせず、かつ社員の方がいきいきしているように見うけられた。その方法は違うように見えるが、前に書いた「身の程を知る」、「無理をしない」という点が、共通しているのだと思う。
 会社全体の経営もそうだが、社員一人一人も、無駄な無理をさせないという。例えば「ギブアップ宣言」。今の上司と合わない場合、「ギブアップ宣言」をネットに書き込めば、即配属変えをしてくれるらしい。しかも努力して合わせようとする必要はなく、即ギブアップしていいのだそうだ。もちろん普通の人は、多かれ少なかれ努力はすると思うが、ダメだったらいつでも代えてもらえるというのがあるのとないのとでは、全然違うだろう。

 会社でも、研究室でも、課外活動でも、授業でも、全員がいきいきと自分の能力を最大限に発揮できるのがいいに決まっている。もしそれが出来ないとしたら、大抵の場合、それを奪っているのは「上の人間」である。武道部でもそれを目指しているが、現実にはうまくいかないことも多い。仕方ないので、名前だけでも変えようと、少し前から武道部は改称した。新しい名前は、
 HAPPY! LUCKY! 武道部
である。だが恥ずかしいので、対外的にはこれまで通り、武道部と名乗っている次第である。

 ところで、とても魅力的な会社ではあるが、では私がここでメガネを買いたいと思うかどうかは、実際に店に行って、店員さんと会ってみないと分からない。なんせ私は、この上なくメガネを愛しているメガネ屋さんを知っているからである。値段もデザインも二の次である。私はこの人からメガネを買いたいのである。そしてこの人にメガネをかけてほしい。フレームの調整をするときに何度かメガネをかけてくれるのだが、これがこの上なく気持ちいい~のである。

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