- 2009-06-13 (土) 22:13
- 武道部
尚志館で小3の道場生の三戦の指導をした。今度の演武会で独演をする予定である。
「難しい~」と言いながら、言われたことを直そうと意識していた。前にも指摘されたことを言われた時は、「あ~、絵実子先生に言われたこと、もう忘れてた~」と悔しがった。いい心構えである。
彼は一年生の時、演武会のビデオを毎日繰り返し見ていたという。見様見真似でいろいろやって見せていた。これが実によく見ているのである。
少し前までは稽古中に泣くこともあったが、最近は心が強くなった。この強さと、心構えと熱心さによって、最近めきめき上達してきた。何より体の使い方がとてもよい。おそらく絵実子館長の動き、それも普段の歩き方などをよく見て真似したのだと思うが、見ていてとても勉強になった。
ここのところちょっと考えていたことがあったのだが、彼の動きがその答えを教えてくれた。もちろん本人の預かりしらぬことだが、私は小学3年生の道場生に、とても大切なことを教えてもらったのである。
もちろん普段から教えることによってこちらが学ぶことは沢山あるが、今回ばかりは、彼の形から私自身がダイレクトに学んだのである。
しかしそうやって振り返ってみると、同じようなことはこれまでもあった気がする。今回のことがあるまでそれを意識していなかったということは、相手が小学生だと思ってちょっと傲慢になっていたのだろう。
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