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それは左に入れなければならない

  • 2011-05-27 (金) 17:12
  • 研究

歴史探検隊著『50年目の「日本陸軍」入門』(文春文庫)という本の「それは左に入れなければならない」(134頁)という節に、軍袴(ズボン)のはき方が書かれている。

 しかし、キチンと位置を確定しなければならなかったものがある。「腰ヒモは上り下りなきよう……」の前に次の一文が入っているのだ。
「睾丸は左方に容るるを可とす」
なぜこんなことまで決めなければならないのだろうか。右にあってはなにか不都合があるのだろうか。
 女性の場合は銃をかまえるときに片方の乳房が邪魔になるとは聞く。ギリシャ神話の勇婦アマゾネスなどは弓を射るために右の乳房を切除したというが、男性が戦闘する場合、左におさめなければならない身体上の問題があるのだろうか。
 こんなことを真顔で指示した軍隊というものは本当にわからない。何を根拠に、どんな価値基準によって判断したことなのか。
 「現在」の感覚では愚にもつかぬ呆れたこととしかいえないのだが、50年前は、古びた軍衣と旧式な装具を身につけ、一挺の銃さえ渡されずに、ただただフンドシをキリリとしめて睾丸を左におさめ、日本の男たちは戦場へと狩り出されていったのである。

睾丸を左に容れる。おお、左重心ではないか。
小山田さんがいつも言っている、前へ進むには左重心。
戦では前へ、前へと進め。そのためには睾丸を左に容れて左重心にせよ。
日本陸軍はそのことを身体で知っていたのだろうか。
でも左加重にはなるけど、左重心になるのかな?
たぶんなるんだろうね。

そのあたりはもうすぐ発売される

織田 淳太郎 (著), 小山田 良治 (監修)
『左重心で運動能力は劇的に上がる!』 (宝島社新書)

を読めば分かるだろう
って、宣伝???

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