- 2011-09-09 (金) 13:44
- 日記
8日(木)
午前中研究室で仕事。
午後から中日文化センター「おくのほそ道」。
今日は芭蕉の「秋風」について熱く語った。つでにこのこのブログにも書いた『徒然草』の馬のりの話もする。
終了後、車で駅まで送ってもらって、新幹線に。
富士山もちょっと曇ってます。
品川で降りて、在来線乗り継いで某社本社へ。
ゲートのある会社に初めて入った。
最上階会議室へ。
そこに実に濃い人たちが集まっていた。
今日は私はオブザーバーなので黙って議論を拝聴する。
終了後懇親会。
ある方が言われた。
私は彼に軽蔑される生き方をしたくないんだ。
そう言われた方も、
もちろん俺もそうだよ。お互いだよ。
いいですねえ。
私よりだいぶ上の世代の方は、とても熱い。
自分がこれをやれば、彼に軽蔑される(信頼を失う)ことはやらない。
自分がこれをやらなければ、彼に軽蔑される(信頼を失う)ことはやる。
武道部で「武道部員として信頼されるか(軽蔑されないか)」を行動規範にしているのも、これと同じである。
自分の外に、そういう信頼できる価値判断、行動基準を持つことができた人は幸せだと思う。
自分の外に、そういう信頼できる基準があるかぎり、その人は傲慢になることはできない。
もちろん自分の心と身体を使って全身全霊で考え決めるのである。この時の基準は自分の中にある。そんなことは当たり前である。しかしそれに加えて、自分の決して思い通りにならない信頼できる他者を持っていること、これがとても大切なのではないだろうか。
失礼ながら中座して最終の新幹線で豊橋に帰る。
濃い一日だった。