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2011-08
全国高専教育フォーラム2011(3)
- 2011-08-24 (水)
- 研究
24日は教育研究活動発表会に参加。
岩崎君の発表を聞いた後、自分の本日一つめの発表。
人間力養成プロジェクトの紹介をした。
統一した達成目標をもたない「ゆる~い」プロジェクトであるがゆえに、個々で大きな成果を上げていること、自分の実践の意味を捉え直せるプロジェクトになっていることなどを話す。
私のプロジェクトは全てそうであるが、「この指とまれ」方式でメンバーを集めている。まず私の問題意識、興味を前面に出す。そしてそれに共感して下さる方は集まって下さい~という方式である。誰も私の指にとまってくれなければ、この遊びは「なし」である。仕方ない。
だから毎年、誰が応募して下さるか全く分からない。それでもこれまで、私が書いたA41枚の提案用紙を見て、お名前も顔も存じ上げない先生が応募して下さった。私もどういう方かも分からないままメンバーになっていただいた。私の問題意識に共鳴して下さっているという1点のみで十分だからである。そうして毎年、少しずつメンバーが増えてきた。今年もそうだった。だから昨日食事会で始めて会った先生がいたのである。実はまだ会ったことがない先生も何人かおられる。
午後からは本日二つめの発表。
こちらは日本語コミュニケーションの授業の紹介。コミュニケーションにおける身体性の重要性を動画を使ってお話した。「私たち教員は授業でどういう声を出したらいいんですか?」という質問を頂き、まずまず受け止められた感じであった。いくつかの遊びメソッドを紹介したが、多分どなたも自分の授業に取り入れることはなさらないだろう。失敗して収集がつかなくなるという不安があるからである。しかし、失敗して収集がつかなくなるという不安がある限り、コミュニケーションの授業はうまくいかない。だって、やってる方が、「自分」と「学生」と「コミュニケーションという力」を信じていないということだから。
発表終了後は、飛行機の時間に間に合うように、大急ぎで鹿児島中央駅に戻る。
かるかんときんつばを買って、空港へ。
今年は最後まで参加できず、メンバーの発表もほとんど聞けなかったのが残念だった。しかし3本も発表できたのでよしとしよう。今年は自分の発表内容通り、アウトプット尽くしの高専教育フォーラムだった。
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全国高専教育フォーラム2011(2)
- 2011-08-23 (火)
- 研究
23日・24日は平成23年度全国高専教育フォーラム
まずは23日。
高専・技科大フォーラムに参加。
私も「「技術者教育」におけるゆるやかな連携の試み~「人間力」と「コミュニケーション能力」を軸として」題して発表。
優秀な技術者養成、高度な技術者養成、イノベーションを起こせる技術者養成というのが高専・技科大の使命なので、そのためには「人間力」が不可欠だというお話をする。ブルペンのエースの如く、研究室の中だけで優秀な人は優れた技術者とは言えない。現場で力を発揮する技術者としては、いかなる状況においても、自分の力を最大限に発揮する能力が必要である。つまり、人間力とは器であると同時にアウトプット力である。したがって、持っている能力を如何に発揮するかという、発揮の技術に関わる教育が技術者教育には必要であると話した。
そのような「発揮力」養成には、プレッシャーのかかった現場が必要である。プレッシャーがあるポイントを超えて豹変するようでは困る。豹変の多くは、パフォーマンスが著しく低下し、フリーズしてしまう。そうしてその後何事もなかったかのように振る舞うのである。
技術者がこれでは大変困ったことになってしまう。少なくともそういう問題意識だけでも共有したいというのが私の願いである。そして出来れば、その養成の実践を連携してできれば、と願っている。現在実施しているプロジェクトはその試みである。幸い高専には私の関心に共鳴して下さる先生方が大勢おられる。そしてその方々は、私よりはるかに有意義な取り組みを実践しておられるのである。
終了後は、そのプロジェクトのメンバーたちとの懇親会。幹事の連絡がいい加減で、時間も場所もお店の名前もよく分からなかったにも関わらず、みなさん自力でお店に到着された。さすが「人間力」のある先生方である。
今年度から参加の先生は初対面。二つのプロジェクトの混合懇親会だったが、大いに盛り上がった。それにしてもどうしてこういうメンバーが集まってくるかなあ、という方たちばかり集まって下さる。「類は友を呼ぶ」という他ない。
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全国高専教育フォーラム2011(1)
- 2011-08-22 (月)
- 研究
22日は移動日。
佐賀から鹿児島へ。新鳥栖で九州新幹線に乗り換え。
つばめです。
桜材のロールブラインド
夕食までプチ観光。
旧鹿児島紡績所技師館から島津家別邸仙厳園へ。
せごどん号で。
桜島を築山に見立てた借景庭園。
帰りはあっちゃん号で。
ホテルに戻って、明日の発表用PPT作りです。
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佐賀・唐津
- 2011-08-21 (日)
- 日記
20日・21日は佐賀。
新幹線の中で、ずっと「俳句読みのお仕事」をし続けて佐賀駅に到着。
佐賀県立図書館に向かって歩いているとこんな看板が。
いいですねえ。
きちんと挨拶ができる人
真剣に音楽する人
楽器を愛し頑張る人
そういう人は応援しましょう~という訳です。
佐賀県立図書館は、何度行っても入り口がよく分かりません。
単に私に記憶力がないだけですけど。
休憩にお茶しようとお店を探して歩く。ありました。ありました。
むむっ、よく見るとこんな貼り紙が。
なんかそういう人とすれ違うと思ってました。
お店に入ってみると、たくさんいらっしゃいました。
コスプレの方を拝見しながら、お茶。ここでも「俳句読みのお仕事」をする。
その後、念願のせいろ蒸しをいただきました。
ちょっと時間があったので、頑張って唐津へ。
移動中もずっと「俳句読みのお仕事」。
なんと師匠のお店が。
駅周辺だけですが、唐津焼が見られました。念願の唐津焼珈琲カップも購入できました。
佐賀に戻ってある先生との打ち合わせ。
何度目かのお宅訪問。
いつお伺いしても雰囲気のいい書斎です。
打ち合わせもとても有意義なものとなりました。
明日は鹿児島へ移動です。
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五体からうなぎ屋さんへ
- 2011-08-18 (木)
- 日記
ブログを更新する時間が全然なかった。
頑張って追い着きたい。
18日 五体治療院へ。
スカイツリーと代表(とownerの顔)
昭和のサイダーを頂きました。その様子はこちら。
http://www.jw-site.com/blog/diary.cgi?no=547
その後は、代表お薦めのうなぎ屋さんへ。
たくさんいました。うなぎさん。
しばらくしたらこんな姿に……。美味しく頂きました。
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ここ数日
- 2011-08-16 (火)
- 日記
ここ数日更新できなかったのでまとめて備忘録。
11日
午前中、掃除をしながら仕事。加湿器も綺麗に。
午後から中日文化センター『おくの細道』。
終了後、五体治療院へ直行。
TEAM s40の結成式典に参加。
五体での様子はこちら。
12日
帰省。過去最大級の渋滞。しんどかった~
13日
大阪城。
大繁盛。
人々がこれほど大阪城に興味があるとは知らなかった。
全ての展示をじっくり見たいという娘の要望で、3時間半ほど見学。
なんでも修学旅行の時はほどんと見学の時間がなかったとか。
これで復習完了。
大阪城公園は暑かった~
おそ~い昼食はぼてぢゅう。
とんぺい焼
14日
レポートの採点
15日
転害門。
前に紹介したが、小川師匠がたけしアート☆ビートで紹介しておられた転害門へ。
私は奈良に住んでいたのに、子どものころに転害門に行った記憶がない。たぶん行ったことはあるのだろうが、全く覚えていないのである。しかし奈良の住人にとってはごく当たり前の場所で、当然の如く私の家族はみんな知っていた。
なんとも恥ずかしい~
遅ればせながら、しばし堪能。
行きに寄れなかったお墓に寄って豊橋へ帰る。
早い時間帯だったためかそれほど渋滞せず夕方に到着。
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ハートの日
- 2011-08-11 (木)
- 日記
ハートの日のイベントに行ってきた。
昨年の徳光さんからもう一年になる。
仕事が山積していたので、最後の座談会だけ聴講。
鈴木院長は相変わらずのマイペース全開。
宗田先生もいつもの味を出しておられた。
江部先生はご自慢の歌を披露。
丸山先生も興味深いお話。
と、かなり面白かった。
宗田理先生と少しお話をして、再び仕事をすべく大学に戻る。
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同じことを繰り返す
- 2011-08-10 (水)
- 武道部
昨日、ある通信教育の会社の方とお話をしていたとき、その方が同じことを繰り返すことの重要性について話された。同感である。
武道では同じことを繰り返す。型はその典型である。私たちのところ(剛柔流)には型が12個しかない。何十年もそれを繰り返し稽古するのである。型以外でも同じで、稽古は基本的に同じことの繰り返しである。
ところで私が大学生の頃は、主体性と個性を育てる教育が重要であると繰り返し説かれた。しかしその結果、「個性的でなければならない症候群」を作り出し、自分には個性がないのではないかという不安と強迫観念?を抱えた若者を量産したことについてはしばしば述べている通りである。
そのことは今回はおいといて、もう一つ、大学生のとき、主体性と個性を育てるために、教師は、授業を工夫し、授業外での指導も工夫することの重要性を教えられた。「子どもの興味をひく授業の導入とは?」「子どもが自分で考えられる授業の工夫とは?」などなど。
しかし学びにおいて重要なのは、同じことを繰り返すことではないだろうか。そうだとすると、教育における工夫とは、同じことを繰り返すことにおける工夫でなければならない。
同じこと、というのは、同じアウトプットということである。
毎朝同じ時間に起きるとか、毎回同じ道順で学校にいくとか、毎回同じ動作でバッターボックスに入るとか。しかし、毎朝同じ時間に起きようとすると、眠いときもあればすっきり起きられることもある。同じ日に焼いた珈琲豆を、3日前と今日とで同じ味に淹れようと思えば、淹れ方は少し違ってくる。○度のお湯で蒸らしは○秒などと、まったく同じに淹れれば、同じ味にはならない。
自分の感覚をたよりに同じアウトプットを繰り返す。これを続けていると、感覚の感度が上がってくる。自分や外部の微妙な変化に敏感になる。そしてそれを楽しめるようになってくる。
学びにおいて、この同じことの繰り返しにおける微妙な変化に気づくことと、それを楽しめる感度の高さが非常に重要である。この感度が低い人は、学びの契機を自分で失うし、何よりすぐに飽きてしまって続かないからである。
ということは、その感度をこそ教育によって鍛えることが大切なのではないだろうか。それを教師の側が、手を変え品を変え、つまりアウトプットにおいて子どもを飽きさせない「工夫された」授業をしてしまっては、その感度をどうやって高めようというのだろうか。教師が手を変え品を変えて「工夫」すればするほど、子どもたち自身が「いつもと同じこと」を「いつもと違うように感じる」工夫をする契機を奪うことになるのである。
教師が「工夫」すればするほど子どもたちは自分で工夫しなくなる。当たり前のことである。自分でしなくても、教師がやってくれるんだから。そういう「工夫」を教師は絶対やってはいけない、と思う。もちろん教師は工夫をしなければならない。しかしその工夫のしどころを誤ってはいけないのである。
いつもと同じことを、いつもと違うように感じる。その感度をもって、いつもと同じことをやる。それができてくれば、人は自分で学んでゆく。
と、ここまで書いたときに、絵実子さんが部屋に入ってきた。
マエチンの面白い記事みつけました~
読んでみた。
涙がでそうになった。
これ、泣きそうになるなあ。
そうでしょう~ 泣きそうになりますよねえ~
と言って絵実子さんは泣いた。
詳しくは記事(晋遊舎ムック「ザックジャパン完全ガイド」所収)を読んで頂きたいが、この記事の中にも、「同じことを繰り返す」話が出て来た。
マエチンの中高生時代の林先生のお話。
朝7時から朝練習をやっているんだけど、ヤツは必ず6時15分に来て、あそこの壁に向かってずっとボールを蹴っているんですよ。オレもだいたい同じ時間に来るんだけど、アイツは雨が降ろうが風が吹こうが、試験の前だろうが、必ず6時15分に来て一人でボールを蹴っている。一日も休まず、ずっとね。
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しばらくはこれメインで原稿を書くはずが……
- 2011-08-09 (火)
- 日記
つい先日、「しばらくはこれメインで原稿を書いてみよう」と宣言したLifeTouch NOTE。実は初期不良でした(T T)。
音が出ない。
今から思えば、届いた時から出ていなかったが、音楽も動画も再生しなかったので、別に意識していなかった。金曜日に、「孫正義×堀義人 トコトン議論 ~日本のエネルギー政策を考える~」の生中継を見ようとして発覚。音が出ない。おまけに念のため持って帰っていたノートPCでもうまく再生できず断念。もっともトコトン議論の方は昨日全部見た。
さて、仕方ないので月曜日を待ってサポートに電話。結局引き取り修理をしてもらうことに。
原稿書く用のマシンだから音がでなくてもいいんだけど、たまに上記のようなことがあると困るので修理してもらおう。
久しぶりにNECのマシンを買ったのだが、とても残念。
はやく戻ってきてね~
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渡辺敦雄先生講演会in湖西市
- 2011-08-07 (日)
- 日記
8月6日。
湖西での渡辺敦雄先生の講演会に行った。6月3日に本学で開催した講演会に来て下さっていた湖西市長夫人の主催されている会での講演である。6月仕事でどうしても来られなかったくり坊を連れて行く。
演題は「福島第一原子力発電所と浜岡原発」。
待ち合わせ場所の鷲津駅を確認してから喫茶店を探す。
おっ、ありました。
喫茶店というより、喫茶のあるケーキ屋さんでした。せっかくだからケーキも注文。
器も味もgood。
WiMAXがはいらなかったことだけが残念。
さて、約束の時間の少し前に鷲津駅へ。
市長と市長夫人はすでに到着されていた。ほどなく渡辺先生も約束より1本前の電車で到着。
約束の15分くらい前には全員集合してしまった。
講演前に懇談会。
その後講演会場へ。会場でもしばし懇談。いざ講演会。
バージョンアップしていて、いい講演会だった。
質疑応答も活発。
それにしても渡辺先生の質疑応答能力にはいつも驚かされる。なぜあの質問が理解できるのだろうか、という質問に的確に回答される。お見事という他ない。
講演会終了後、市長は次の予定へ。市長さんは大変ですね。
市長夫人としばし懇談。阪神淡路大震災のときには神戸に住んでおられたという話をお聞きし、縁を感じる。私が学生時代住んでいた場所の近くだった。
しばし歓談後、渡辺先生を鷲津駅にお送りし、一路豊橋へ。尚志館には間に合わない時間だったので、夕食場所に直行。6時半前に尚志館組が集合していつもどおりの土曜日となった。
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