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武道部 アーカイブ

武道部のルール

あんまり細かいことをごちゃごちゃ言われたり、決められていると、フロー状態になれないので、武道部の決まり事をなるべく止めようと思って、書き出してみた。

1)稽古を休まない
2)休むときは部長に連絡する
3)学外での行事(コンパなど)から帰ったら、帰宅報告メールを出す

と、ここまで書いて止まってしまった。他に何かあったっけ?

強いてあげれば、

4)お世話になった人に次会ったときにもお礼をいう
5)普段から武道部員らしい振る舞いをする
6)指導者に従う

くらいか。他に必ずやらないといけない決まり、何かあったかなあ~ いくら考えても思い浮かばない。

何だ、たいしたことないじゃん。
このうちのどれかを削るといってもねえ……
全部普通のことだし、4)だっていつもやってる人は、逆にやらないと気持ち悪いし。

2)か!
欠席連絡を削ろう!
そういえば部長が、欠席管理めんどくさいよ~、稽古前の欠席報告するとテンション下がるよ~、って言ってたし。

という訳で、武道部員のみなさん、今日から欠席連絡なくします~

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夕食会

企業説明会で武道場が使えないので急遽夕食会になった。ほぼ全部員が集結。とても和やかな雰囲気の食事会となった。
企業説明会に、企業のリクルーターとして来ていた第4代部長の加藤絵美さんが、終了後研究室に挨拶に来てくれたので、そのまま食事会にお誘いした。
もう絵美さんの学生時代を知る学生はいないが、部員たちは、先輩と楽しく会話していた。勉強になったに違いない。最後にみんなの前で挨拶をしてもらったが、とても立派だった。さすが社会人である。

この食事会で、武道部はさらにいい雰囲気になったと思う。この空気は、次の土曜日の稽古でさらにいいものになるだろう。
部員たちも土曜日が待ち遠しいに違いない。

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形講習会

30日。形特別講習会。
今年は砕破。
礼が終わった瞬間にシークレットテストがあることを告げる。これに合格した者のみが今年の講習会に参加できるのである。チャンスは1回。

ええっ~

というような大げさは反応もなく、早速開始。といっても特別難しいものではない。形のある部分の基本的な分解ができるかどうかだけである。

全員異様に気合いが入っていて、出来た。本来は両手でやる技なのだが、通勤中に負傷したクリハラさんも、片手でやってうまく出来た。

全員無事合格。

ということで、講習開始。

最初のいい流れに乗ってしまい、今回はかなり難しくなってしまったようで、エミコさんとトシヤスくんしかうまくできなかったようだ。
が、エミコさんは一人別次元に行ってしまったかのような出来。突き手のイワサキくんが異次元に吸い込まれていくように見える。

豊橋に来て10年。10年前の覚悟が、今大きく花を咲かせようとしているのかもしれない。

でもまたすぐに元に戻るかもね~~

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永平寺の日々

 29日。
稽古後武道部の総会。せっかく集まっているのでということで、この前永平寺で買ってきたDVD『永平寺の日々』をみんなで見た。といっても私は実は病院に行っていて間に合わなかったのだが。

 最初に、新しい修行僧の入山シーンがある。2月半ばを過ぎた雪の中、8名の志願者が朝7時15分に山門に並ぶ。しかし迎えの人は出てこない。50分後、案内してきた和尚に木版を叩くことを許可される。約1時間後、ようやく先輩の修行僧が現れる。そしていくつかやりとりが行われる。それがいわゆる体育会系だったで、とても驚いた。が、それはともかくそこで先輩の修行僧が何度も確認したのは、二つのことである。

あなたの修行は永平寺でなければならないのか?
あなたは永平寺の厳しい修行に耐える覚悟があるのか?

 修行の最初において、「自分の修行の場はここ以外にはない」ということと、「ここでの修行に耐え切る」という二つの覚悟を求められるのである。修行を始めればすぐに、自分の覚悟が甘すぎるものであったと気づくのであるが、それでも最初にその覚悟なき者は修行を開始する資格がないということである。
 なぜか。
 自分の修行の場は「ここ」以外にないという覚悟がないもの、つまり、逃げ場がある者は、本当に苦しい時に逃げるからである。
 小川三夫さんも講演会で、鵤工舎でなくても、他でもやっていける人は採用しなかったと話されていた。その理由が、「逃げ場がある人は、本当に苦しい時に逃げるから」ということであった。本当に苦しい時に逃げる人の仕事には魂が入らない。だから逃げ場がない人しかものにならないのである。

 本当に苦しいとき、逃げずにその場で踏ん張って突破するには、自分自身が変わらなければならない。今までの自分では通用しないなら、自分を変えるしかない。この主体変容こそが、修行におけるブレークスルーであり、快楽なのである。

 もちろん「なぜ永平寺でなければならないか」「なぜ鵤工舎でなければならないか」ということに、論理的な根拠はない。だからそんな説明は求められない。ただ、自己の主体を変容させブレークスルーする覚悟があるかどうか、それだけが見極められるのである。

 現代の学校教育は、この主体変容についての最初の覚悟という、学びにおいて最も重要な契機の喪失の上に成り立っている。そしてあまりにもそれに慣れすぎた現代人は、学校以外の多くの学びの場においても、それを忘れたままにしてしまっているのかも知れない。
もちろん学校においても、それを取り戻す契機はたくさん存する。いくらでもかけがえのない「自分の」師に出会うことができる。ただ学校というところは、それがなくても入学し、卒業できるようになっているだけである。

 現代における武道修行の意味の一つは、ここにある。武道を修行することは、人が何かを学ぶことの意味を取り戻す、そういう効用もあるのだと思う。自分の主体を後生大事に抱えている人は、技もかからないし、ブレークスルーも望めない。だから武道の快楽も味わえない。
もちろん武道を始めるときには、そこまでの覚悟は求められない。たまたま近所に道場があったとか、大学にサークルがあったとかで始める人がほとんどだろう。私だって、あまりに体力が衰えてきたときに、たまたま親戚のおっちゃんがやっていたから、その道場に行ったに過ぎない。
だが武道の修行には、どこかの時点で、自分の師はこの人以外にはおらず、自分の修行の場はここ意外にはない、と思うときが必ずあるのである。

 幸い武道の師に入門することは、職業には関わらない。一部の特殊な人を除いて、武道は職業と直結していないのである。武道は、普通の人が誰でもできる、日常生活における修行の場である。どの仕事をしている人でも学生でも、そのままで武道の修行ができるところが頼もしい。むしろ日常生活を離れて武道の修行は成り立たない。

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新年会

武道部の稽古始め。
授業は11日からだが、武道部員はちょっとはやめにはりきって豊橋に戻ってきた。
正月バージョンのスペシャル技も取り入れて、稽古は12時に終了。明るく楽しい稽古だった。私もユキミさんにヌンチャクを教えてもらえてラッキー!
その後新年会。といっても昼食とお菓子の会である。久しぶりに?長々としゃべった。どんな話をしたかというと、

1)自分を大切にしない
2)気持ちや感情に流されないで、意思を貫く。

もちろん「自暴自棄になれ」とか「不摂生せよ」と言っている訳ではない。1)と2)は同じことである。ただ、あまりにも目の前のことに反応した気分や感情に流されて、大きな意思(欲望)を忘れてはいけないということである。ここでいう自分とは「自分」という観念である。これはやっかいで、しばしば体と逆立する。
Xくんという部員がいる。彼はここ数ヵ月すごくよくなってきていた。この感じでいくとブレークスルするかも、と思っていたのだが、クリスマス会で私が言った一言に非常にショックを受けて落ち込んでしまった。部員にはいつも、誰にでもいっていることで、もちろん彼にも何度も言ってきたことであり、別のことを言った訳ではない。横にいた部員もその話を覚えていなかったくらいである。しかし、彼はショックを受けた。なぜか?
彼はこれまで私のその話を聞く体を持っていなかったからである。だから私の言葉をスルーしていたのだ。しかし最近、少し身体の感度が上がったので、私の言葉に反応したのである。その戸惑いがショックとなってあらわれたのだ。
本来これは喜ぶべきいい兆候なのである。だがそれを逆に捉えて、ダメダメ感に支配されてしまう人も多いようである。

それっていい兆候だよ
なんだ、そうだったんですか~、えへへへ~~

という会話ができれば問題ないが、そもそもそんな会話ができる人は、ダメダメ感に支配されない。しかし、修行を続けていれば、そんなことは自ずと分かる。だからいちいちそんな感じにとらわれてないで、自分がめざす境地をめざして楽しく頑張りましょう!ということなのである。
それが「自分を大切にしない」、ということの意味である。
もうひとつは変化を恐れない。それまでの「自分」を後生大事にしていては、ブレークスルなんてありえないじゃないですか。ブレークスルって、主体が変容することなんだから。その意味でも「自分を大切にしない」。
コミュニケーションの根幹は、まず他者を徹底的に信じることである。その意味でも、「自分を大切にしない」。
そしてこのような経験をの中から、真に自分を大切にするとはどういうことかがわかってくるはずだ。

稽古事を続けていれば、楽しいときもそうでないときもある。しかし自分はあの人やあの人が目指した世界にあこがれて修行しているのだ。
それだけで十分である。
それができるだけで、もう幸せ感いっぱいです~

ちなみにこの話はXくんにした訳ではない。Xくんはこの話が終わった後、新年会に登場したからである。
とほほ。

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三十六手特別講習会 最終回

 26日。
 三十六手特別講習会、最終回。
最終回もいろいろ発見があって楽しかった。やはり形は奥深い。
 終了後は忘年会。
 しゃぶしゃぶのお店へ。女性の店員さんは着物をきておられる。ある者がちょっと上品に、「お白湯(サユ)を下さい」とお願いする。

 はっ? おサル?

 おいおい。お猿のしゃぶしゃぶはいりません~

 その後この店員さん、

 みなさん、今日はご家族でお食事ですか?

 えーっ??

 その後、誰がお父さん?誰がお母さん?と盛り上がった。これもひょっとして店員さんの高度な計算?
 で、私は……お爺ちゃん……(涙)
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試割大会、クリスマス会

 25日。
 武道部で久しぶりに試割をやった。長らくやってなかったし、あんまり好きではないのだが、特に色帯にはいろんなメリットもあるので、まとめて全員やった。しかも今回は、全員瓦、原則正拳で。
 武道のレベルと試割は何の関係もないのであるが、たまには稽古の一つとしていいかもしれない。といっても、年に1回できればよい方だが。

 夜はクリスマス会。今回はお店で。こちらも27名参加で大いに盛り上がった。
moni.JPG

部員は2次会、3次回へと突入。ぜひその勢いで、今後も稽古を続けてほしいと思う。

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第15回黒帯の稽古会

14日。
第15回黒帯の稽古会。今回は豊橋の回。テーマは「目付け」。早いもので、もう15回め。いつものことながら、難しいお題(テーマ)である。テーマは幹事から出されるのであるが、前は何をやるかを事前に考えたのだが、もう今はそんなことはしない。だから自分でもどうなるかは分からない。今回もどうなるのか楽しみにして行った。
黒帯の稽古会は、毎回そうであるが、参加者と私が共鳴しあって、思いもよらないことになってゆく。しかし今回ほど「えらいこと」になったことはなかったのではないだろうか。なんせ全員がオープンマインドのあまり、ふわふわ浮いていた。本当に道場でふわふわスキップしていたのである。全員で。なぜテーマが「目付け」でみんなそういうことになってしまったかは内緒です。しかし、普段苦手な技も得意な技も、素晴らしくできた。全員が。形も全く質が違うものになった。棒も振りの質が全く違った。全てが変わった。ってことは、普段みんな目付けが出来てなかったのね?
もちろん私たち武道を修行する者は、そういうふうには考えない。これまで分かったつもりでいたことが、実は全く違っていて、自分は何も分かってなかったのだ、という経験の繰り返しこそが修行の経験だからである。こんなことは日常茶飯事なのである。そして分かってなかったことなんかどうでもいいくらいに、分かった(出来た)幸福感が大きいのである。だから武道はやめられない。
それにしても「目付け」がここまですごいものだったとは。「目付け」をどこを見るかという問題として考えている限り、武道で「目付け」が重視される理由、なぜ多くの流派で様々な「目付け」の教えがあるのかが理解できないだろう。
毎回言っているが、今までで最高の稽古会だった。全員がそう思ったはず。毎度ながら時宜をえたテーマを与えてくれた幹事さんに感謝である。
稽古終了後は、懇親会。黒帯の稽古会は、これを含めての稽古会である。その意味が今回の参加者にはよく分かったはずだ。こっち「もえらいこと」になったからである。あるホテルのテーブルオーダーバイキングだったのだが、注文したものは来ないわ、注文してないものが来るわ、そのうち自分たちが何を注文したかも分からなくなり、終には注文などというものが意味をなさなくなり、ミステリーバイキングと化した。
もちろんオープンマインドで、常にポジティブな私たちは、そのミステリーを堪能したことは言うまでもない。もちろん全員が。

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昇段審査と幹部交代式・飲み会など

 13日。武道部昇段審査。
 今回は3名が受験。無事全員合格。3人ともよく出来ていた。中でも2段に合格したミヤモトさんは、今年卒業した社会人。学生最後の昇段審査は、「もうちょっと稽古してからね」ということで受験を見送らせた。卒業後は、ほぼ1ヶ月に1回のペースで豊橋まで稽古に来ている(この前まで大阪から、今は東京から)。社会に出て人間的に一回り大きくなった分、武道の技術も上達し、今回無事合格できたのである。
 夜の審査打ち上げで彼女はこう言った。

 会社で仕事をしていて、一流の設計者(技術者)になりたいという思いが、学生時代以上に強くなった。そのためには、武道にもきちんと向き合わなければと思った。武道を究めなければ、仕事の技術も究められないと思った。

 すばらしい。仕事が忙しいから、仕事を究めたいから武道ができない。そのような武道を私たちは目指してはいない。日常において、自分の心身のパフォーマンスを最高に発揮する道こそが、私たちの目指す武道である。

 夜は幹部交代式。武道部はこれをもって新しい幹部に交代した。今までの幹部さん、お疲れ様でした。新幹部さん、これからしっかり修行して下さいね。

 それに引き続き、帰国する留学生の送別会、昇級・昇段審査打ち上げ。恒例の「一人一言」は今回はなし。その代わり出来るだけ沢山の人と喋るように指示する。この点については、部員にはもっと修行してほしい。
 ともあれ、無事終了。

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三十六手特別講習会

 7日。
 三十六手特別講習会。三十六手も残すところあと2回。前回は50回通すということをやったので、今回は細かいところを個別にチェック。それでもついついいろんな技をやってしまう。がみんないい感じになってきた。
 終了後はいつものようにみんなでご飯。
 その後、ちょっと特別な稽古をして終了。

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