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2010-01
一気に留学生が
- 2010-01-31 (日)
- 武道部
武道部に留学生が3人入部した。かつて武道部は留学生が多くいたが、現在の部員は2人だった。それが一気に倍増したのである。しかも国も、タイ(2人)、フランス、ドイツ、セネガルとバラエティーに富んでいる。
英語コースの学生が多いので、コミュニケーションは基本的に英語である。稽古中、英単語?があちこちから聞こえてくる。
なかなか楽しい稽古である。
留学生のうち1人は、この3月で卒業して帰国する。わずか2ヶ月ほどしか稽古できないのであるが、それでも入部した。毎回楽しそうに、一所懸命稽古している。「もう2ヶ月しかないから(入部しない)」と考える人もいれば、「2ヶ月稽古できるから(入部する)」と考える人もいる。彼は後者だった訳だが、きっと何かを掴んで帰国してくれるだろうと信じている。
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私のいない飲み会
- 2010-01-23 (土)
- 武道部
武道部の新年会があった。私的なものは別として、武道部員と卒業生がほとんど参加する飲み会に私が出なかったのは初めてである。理由は、今回の飲み会は正式なものではなく、「練習」だからである。
飲み会の練習って何?
と思われる方がほとんどだと思うが、別に酒の飲み方を練習する訳ではない。飲み会での振る舞い、つまりは立食パーティーのコミュニケーションの取り方を練習するのである。
どうも最近の学生は、自分の話しやすい人としか話さず、しかも特定の人と長時間話込む傾向がある。それはそれでいいのだが、いつもそれではもったいない。特に卒業生には、自分から話しかけるといろいろ教えてもらえることも多いのである。そこで1度、できるだけたくさんの人といろんな話をする練習をすることになったのである。さらに監督の練習のため、私ではなく監督がそれを仕切ることになったのである。
何人かからメールが来て、それぞれ感じ方が少し違っていたが、まあまあいい会になったようだ。
次の飲み会でその成果が発揮されることを願っている。
ところで私はといえば、その時間、1人研究室でカレー(弁当)を食べて汗だくになっていた(いつも一緒にご飯を食べている者たちが飲み会練習に行ってしまったからである。もちろんそれと汗だくは無関係)。その後ちょっと仕事をしたところで寺子屋幹事がやってきたので、第2回寺子屋の打ち合わせを行った。
第2回寺子屋も頑張ります。
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本を買いに行く
- 2010-01-22 (金)
- 日記
1限め日本語学。いつも以上にディスカッションが盛り上がった。
終了後、神保町に本を買いに行く。
久しぶりにN書房に行ったら、私の顔も名前も勤務先も覚えていてくれて、ちょっと驚いた。院生の頃は東京に行くたびに寄っていたが、最近はもっぱらFaXかメールでの注文ばかりだったので。
その他、いろいろ書店をまわる。目当ての資料も買う。それと、やはりまだまだ知らない本がたくさんあって、自分の中では掘り出し物も結構買うことが出来た。かなり満足である。
その後、Nさんと論文の校正に関して、2時間ほど打ち合わせをして帰る。
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コメント欄
- 2010-01-21 (木)
- 日記
トラックバックはだいぶ前から承認制にしていましたが、コメント欄も同様にすることにしました。ほとんどの方が有意義な書き込みをして下さるので大変ありがたいのですが、最近いわゆる「迷惑コメント(トラックバック)」が増えてきたのがその理由です。
きちんと書いて下さる方には少々御不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。
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距離感と自意識
- 2010-01-19 (火)
- 日記
少し前の朝日新聞(2010年1月10日)に、野田秀樹さんと岡田武史さんの対談が掲載されていた。
その中で、岡田さんが次のように質問された。
以前にけいこを見せてもらいました。一部の役者の動きが遅れている時があって。自分ではわからないものですか?
野田さんの答えはこうである。
全体が見えなくなってしまうんですよね。サッカーと同じで、止まっていればわかるけど全体が一緒に動くから。それを稽古する段階でわかる役者でないといけないし、わからない役者は舞台に立ってはいけない。距離感のまったくわからない役者もいます。(略)最初から距離感をきちんと持っている役者は、演出しなくてもいい立ち位置にいるものです。
なかなか厳しい。その後、次のようにやりとりが続く。
(岡田)距離感は感覚的にわかっていないのか、いろいろ考えるからだめなのか。
(野田)自意識との関係がある気がする。他者を見るのではなく、自分のことに一生懸命になるからなのかな。
なるほど。自意識ですか。その通りですね。自分のことに一生懸命になればなるほど、この距離感が分からなくなってしまう。面白いですね。
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エントリーの削除
- 2010-01-19 (火)
- 日記
11日に書いたエントリーにコメントを頂いた。素朴に自分の印象を書いたものだが、いろいろな指摘があることを教えて頂いた。コメント欄にそれについて書くことも考えたが、もう少し調べたり、考えたりする必要があり、時間がかかるので、とりあえずエントリーを削除することにした。
コメントを頂いた方、ありがとうございました。
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祝! ロングセラー100選
- 2010-01-14 (木)
- 日記
Yさんからメールが来た。
神保町の三省堂書店の書棚に、嬉しい貼り紙を見つけましたので、添付画像と共にお知らせさせてください。
なんと現象学研究会で始めて出した
が、ロングセラー100選に選ばれていたというのである。「私たちはこの本を売るために書店で働いています!」「この本で、哲学書売場の棚づくりの勉強をしました」と書かれている。
もう10年以上も前のことであるので、具体的なことは忘れてしまったが、あの頃の空気は今でもよく覚えている。
あの頃私は、高校の恩師とともに、東京まで月に1度竹田師匠のもとに通っていた。それが現象学研究会である。
初めは夜行列車を使っていたが、途中から車で行くようになった。土曜の早朝に大阪を出て、昼過ぎから研究会がスタートし、夜まで続く。その後夕食会があり、さらに竹田師匠のお宅でafter 現象学研究会。車にしたのは、夜行だとこのafterに出られないからである。12時か1時頃、師匠宅を出発して、翌朝に大阪に到着。その車の中でも、after-after現象学研究会。
よくもまあ体力と気力がもったものだと思うが、現象学研究会終了後は、とても元気になるのであった。
あの頃、現象学研究会は、みんな何かを掴もうという熱い空気に満ちていた。それは今でも変わらない。ただ、師匠を含めメンバーが今よりだいぶ若かったので、空気自体は今とは少し違っていたように思う。現象学研究会の青春時代である。
その青春の熱い思いが籠もっている『はじ哲』が、ロングセラーだというのは、とても嬉しいことである。一昨年出した
は、その意味では、青春その10年後、といった感じかも知れない。もっともそれは「会」の話であって、『ゼロ哲』にも青春まっさかりの若いメンバーがたくさんいて、とてもいい文章を書いているのである。
ところで、Yさんとも長い間会っていない。しかしいつも心のどこかにその存在を意識している友人である。Yさんに恥ずかしくない生き方をしよう、いつでもそう思っている。
私には友人を含め、そんな存在が他にも何人かいる。ほんとうに幸せだと思う。
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初稽古
- 2010-01-09 (土)
- 武道部
今年初めての武道部の稽古。武道場に着いたとき、掃除中だったので、バラバラに部員に出会う。
おはようございます。
とだけ挨拶する者。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
まで挨拶する者。いろいろあり。
武道場に入った後も、わざわざ近寄ってきて新年の挨拶をしてくれる者もいた。
それぞれいろいろいたが、もちろんこのような日常の所作が、そのままそれぞれの武道の実力を反映しているのである。
日常生活での様々な所作や言動と、その人の武道の実力が比例している。そういう武道を武道部では稽古している。「稽古は平生にあり」である。
KくんとMくんは学年も実力もほぼ同じだった。むしろMくんの方が少し上だった。しかしここ数ヶ月、Kくんの日常の所作が変化してきた。それと平行して、稽古中の姿勢も変化してきた。Mくんはあまり変わらない。今はKくんが少し先を行っている。
もちろんこのまま差が開くのか、Mくんが巻き返すのか、それはご両人次第である。
それは誰かに「頑張ります」ということでも、気合いを入れるということでもなく、日常のひとつひとつの所作をどのくらい大切に行えるかにかかっている、と思う。
武道は人と比べるものではないが、自分を成長させるライバル心は、時にはあった方がいい場合もあるようだ。
Kくん以外にも、NさんやHくんなど、何人か楽しみな部員がいた。
ともかく今年も怪我のないよう気をつけて、
HAPPY! Lucky! 武道部
でいきたいと思う。武道部は、今よりちょっとだけHAPPY! Lucky!になるために、最高の苦労と努力を厭わない集団なのである。それ以外には最高にHAPPY! Lucky!になる道はないと信じている、おかしな集団なのである。
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お年始
- 2010-01-03 (日)
- 日記
堀先生のところに年始のご挨拶に伺った。
いつもほんの少しだけ研究の話もお伺いするのであるが、何を聞いても、たちどころに現在の研究の常識、その問題点、自分の展望を語って下さる。ただし、こちらから聞かない限り、先生の方から研究について話されることはない。だからちゃんと「質問」を用意していくのである。ただしそれは、全くの素人の質問である。
土芳ってどーなんですかあ?
それはね、・・・
てな具合である。そこからどんどん話題が広がっていくから、とても面白いのである。
頻繁にお目にかかっていた院生時代は、恐れ多くて質問が出来なかったし、たとえ聞けても十分理解出来なかった。今は、年に数回しかお目にかからないが、この年1回か2回の貴重な授業がとても勉強、かつ自分の発想の刺激になっているのである。
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恒例のお出かけ
- 2010-01-01 (金)
- 日記
今年はまず平城宮跡、朱雀門へ行く。子供のころはなかったので、間近で見るのは初めてである。その後、平城宮跡をぶらぶら歩く。子供の頃はよく野球やら凧揚げに来たが、今は禁止されているのかしらん、誰もやっていない。
そういえばあれは4年生くらいだったか、野球をしに来た時、ある友達が帰りのバス代がないと言い出した。僕も他のものも、そいつに貸してやるお金は持っていたが、つい数日前に担任の先生が、
友達同士で絶対お金の貸し借りをしてはいけません。
とおっしゃったばかりであった。真面目な私たちは彼一人残してバスに乗る訳にいかず、仕方なく全員で歩いて帰ることにした。小学生の足で何時間かかったか、もう覚えていない。しかし最初の友達の家に着いた時には真っ暗だった。そうして、親がたくさん集まっていた。子供たちが野球に行ったまま帰ってこないので、大騒ぎになっていたのである。
事情を説明して怒られた。
時と場合によるでしょ!
こうして私たちは臨機応変ということを学んだのである。歩きながらそんなことを思い出して、娘に話した。
その後は法隆寺。この前見逃した、iセンターの西岡棟梁の道具を初めて見た。
いやもうただただ感動である。中でも鑿(のみ)と金づちに驚いた。まるで生きた手のようである。これを手にすれば、たちどころに手にくっつくのではないか、と思える。小川さんが、
西岡統領の道具は今でも身構えている。
とおっしゃっていたが、まさしくそんな感じだ。すばらしい姿である。
どうや、すごい姿やろ。店に売ってるのと全然ちゃうやろ?
ふーん。全然分からへん。
何?このすごさが分からんのか?
そら店のと違うのは分かるけど、分からん。
それが分かれば十分や。
素人が偉そうに娘に語った。
その後お参りして、匠の町、西里へ。菊池さんが初めて西岡棟梁の家に行った時のことを思い出しながら歩いていると、ドキドキしてくる。
藤ノ木古墳を見て駐車場へ戻る。
それから明日香の石舞台へ寄って帰った。
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