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中森康之ブログ

蓑虫庵

 伊賀の蓑虫庵に行ってきた。

 そこにある蚊取線香を持っていって下さい。

 この時期に行くのは初めてだったのでちょっと驚いたが、なるほど蚊がいっぱいいた。そういえば昨日の西尾の尚古荘でも随分蚊に刺されたぞ、と思いながら、渦巻き蚊取線香がまるまる入る大きな円盤をぶら下げて見学した。
 帰りに何冊か図録を買った(多分持ってないと思われるもの、たぶん・・・)。

 勉強熱心ですね。

 受付の方に誉めて頂きました(^^) 

西尾市

 天明3年に再版された丈草『ねころび草』の確認のため、岩瀬文庫に行ってきた。それほど時間がかからなかったので、企画展「まつりの歳時記」を見て、西尾の町を少し歩いた。武家屋敷跡を見て、尚古荘で抹茶をいただいて帰ってきた。
 とても楽しい一日でした。

研究室HP更新

 久しぶりに研究室のHPを更新しました。

 http://hse.tut.ac.jp/nakamori/index.html

「最近の講演など」を追加しました。
小学生相手に授業をしたのは、教育実習に行ったとき以来○年ぶりです(^^)

武道部、尚志館の昇級審査と打ち上げ

 武道部と尚志館の昇級審査があった。
まずは武道部。当然のことながらみんな気合いが入っていた。今回は無事全員が昇級できた。喜ばしいことである。
 人間の心はそんなに強くない。武道を修行するものは別に級や段がほしくて修行している訳ではない。だから級や段など別になくてもいいのであるが、しかし昇級するとみな嬉しいし、自信も出てくる。だから、昇級したとたんに見違える者がほとんどである。その小さな目の前の目標と喜びを繰り返し、上達していく。上達してゆくと、この繰り返しのサイクルが大きく、かつ深くなってゆくのである。

 今回の審査で強く感じたのは、部員の技が雑だということである。これは受験していた色帯部員もそうだが、自由組手の相手をしていた黒帯も同様である。もちろん普段から見て私は知っているのだが、それを本人がどのくらい感じられたかが次のステップに繋がると思う。

 収穫もあった。今年次席審査委員になって、今回初めて採点に加わったKさんが、実に正確な採点をしていたことである。これは口で言うほど簡単なことではない。それまで長い間、準備をしてこないとできない。審査委員になってから準備をはじめても遅いのである。Kさんは、審査委員になるずっと前から、審査の時、自分なりに評価、予想、反省をきちんとやってきたのだろう。もちろんだからこそ審査委員に推薦したのである。
 武道部ではあらゆる役割について、いつ自分が急にその立場になっても出来るように、予想と準備をしておくことになっている。口で言うのは簡単だが、実行はとても難しい。

 夕方は尚志館の審査。
こちらも子どもたちが一所懸命やっていた。特に、上級者が頑張っていたのだが、KくんとCさんがとりわけ頑張った。
 Kくんは事情があって夏休み稽古に来られなかった。本人は来たかったに違いない。復帰してすぐの審査だったが、それでもチャレンジしたいと言って受験した。ちなみにKくんは5年生。
 それはもう、驚くほどの頑張りだった。ほんとうによかった。
 Cさんは中1であるが、ここのところ成長著しい。これからまだまだ成長するだろう。楽しみである。

 ここでも別の収穫があった。さっきのKさんが尚志館では号令をかけたのだが、見事に失敗した。もちろんどうしなければいけないかは十分に分かっていたのだが、こちらは予想と準備だけでは無理で、実際に経験を積まないと出来るようにならない(こちらに関しては準備も不足していた)。
 では何が収穫か?
 本人がそのことを自覚し、自分の今のレベルと、自分に何が必要かをはっきりと認識したからである。次はもっとうまくできるだろう。

 夜は恒例の打ち上げ。これまた恒例になっている「一人一言」ももやった。一人一言はいつでも面白い。これは級・段に比例して深い内容のことを話さないといけないという、実に厳しいものなのである。そういう意味では、色帯にはさらなる頑張りを期待したい。

 今回の受験者で、個人的に話をしにきたのは数人だった。私は武道部の飲み会では、自分から個人的に部員に話しかけることをめったにしない。むしろ、何か話したそうにしていると、その場から逃げる。そういう難関を乗り越えて私を捕まえた部員とだけ話すことにしている。
 ここ数回、その関門を突破するのは、ほぼ決まったメンバーになっている。今年入部の部員は誰も来なかった。
 そんな面倒くさい関門を突破してまで話をしたいと思わせる魅力が私にないのだろう。昔はもうちょっと人気があったのになあ。まあ誰も来なくなったら、飲み会に出るのをやめるまでである。

気配を察知する感性

 どうしても外せない急用ができて、現象学研究会をドタキャン。
それで武道部の稽古に1時間ほど遅れて参加できた。
 階段を踊り場まで上ったとき、いつものように入り口を見上げた。それと同時に、ふっと絵実子さんが顔を覗かせた。
 いつものように扉は開いていたのだが、たまたまその横に立っていたようだ。そして私の気配を察知して覗いたのである。別に気配を消して階段を上った訳ではないが、音を立てて上った訳でもない。
 絵実子さんにはこんなことはよくあるが、今回はあまりにもタイミングが良かったので、ちょっと面白かった。
 ちなみに踊り場の段階で外を見た学生は今まで記憶にない。

ようわかったな。
それくらい分かります。

さすがですね。

村上春樹の人気

 2学期が始まった。
 水曜日は、1~4限まで、4コマ連続授業であるが、2限めの授業で大異変があった。2学期は村上春樹の短編を読む予定である(3学期は長編)。1学期は漱石だったが、2学期になってなんと受講生が激増。この授業では、異例の多さである。去年も2学期は春樹の短編を読んだのだが、ここまではいなかった。やはりノーベル賞候補と、『1Q84』の効果なのだろうか。
 だが『1Q84』を読んだ学生は2人ほど。村上春樹を読んだことのある学生もほんの数人だった。みんな話題の作家を一度読んでみようと、受講したようである。
 せっかくだから、2学期か3学期に『1Q84』を読もうと提案する。これまで村上春樹をほとんど読んだことのない工学部生が、どのように読むか、私としてはとても興味深い。楽しみだ。
 3限めもやや増えていたが、授業のハードさを説明したら、新しい学生はほとんど出ていった(^^;

日本高専学会(続)

 三木先生「課外活動を利用した創造教育-低学年からの技術者教育」の研究発表を拝聴。概略は前の全体会議でお聞きしたが、やはり何度聞いても面白い。だんだん三木メソッドのマジックが分かってきた。その一つは、「教員はできるだけ手をかけず楽をし、かつ楽しむ」というものである。プロジェクトメンバーの三崎先生も同じだし、前に紹介した田尻悟郎さんも同じである。だが真面目な先生であればあるほど、この逆説の理解が困難である。
 「手をかけずに素晴らしい成果をあげておられて羨ましい」という聴衆からのコメントがあったが、実は、手をかけないからこれほどの成果が上がっているのである。そのあたりの秘訣をメソッドとして取り出し、多くの方に共有してもらおうというのが、私のプロジェクトの狙いである。

 さて、その後は私の研究発表。「「人間力」養成の試み~日本語コミュニケーション教育と課外活動指導~」。二つのプロジェクトの私の実践をまとめて発表。
 企業の方から、「本来人間教育は企業文化という観点から、各企業が独自に行うべきだが、種々の事情があり、現在企業でできることには限界がある。だからこのような試みを大学でやることは、大変価値のあることだ」というコメントを頂く。なるほど。私は、「大学で出来ることと出来ないこと」、「企業で出来ることと出来ないこと」をきちんと考えていなかったので、大変参考になった。
 その他、高専の先生や、本学の先生からも色々コメントやメールを頂いた。何人かの方に強い刺激を与えることができ、また私自身もそれによって新しい発見があり、とてもよかったと思う。
kosengakkai.JPG

 前のセッションが長引いていたので、会場前で待つ。何か、楽屋の風景みたいですね。
撮影は絵実子さんです。

日本高専学会

 28日~30日まで、本学で日本高専学会第15回年会講演会が開催されている。

28日は、既に書いたように、併催されている高専連携教育研究プロジェクトの学生成果発表会。
29日は、今年度からプロジェクトメンバーになっていただいた奈良高専の三木先生と学生さんの、奨励賞受賞式と受賞講演。三木先生は、先週の教員研究集会で2年連続、3回目の文部科学大臣賞受賞、その一週間後に日本高専学会で奨励賞受賞と、受賞ずくめの二週間である。素晴らしいですね。
 午後、日本語コミュニケーションの方のプロジェクトメンバーである有明高専の焼山先生と打ち合わせ。こちらも有意義な打ち合わせができました。
 前に書いた喫茶店にご案内したところ、珈琲の味はもちろん、テーブルや壁、店の雰囲気など、大変気に入って頂きました。
 明日は、三木先生と私の研究発表である。

プロジェクト学生成果報告会

 8月28日~30日の日本高専学会に合わせて、高専連携教育研究プロジェクトの学生成果発表会があった。
 私のプロジェクトからは、八代高専の谷くんが発表してくれた。
教育プロジェクトでは唯一の発表で、副学長や高専連携室長などに頑張って説明してくれた。人間力養成の、非常によい実践練習になったようだ。
お2人の様子はこちら
 夜は、谷君と岩﨑先生を囲んで、武道部員と夕食会。都合12名で楽しいひとときを過ごした。 

 翌日、2人は武道部の稽古に参加して、お帰りになりました。
 谷君、岩﨑先生、お疲れ様でした。

演武会報告会と研修会と形講習会

いろいろあって、だいぶ更新をサボってました。
大変遅ればせながら、メモ程度に書いておきます。

8月22日、武道部の稽古後、二つ行事があった。
まずは、武道部第5回演武会実行委員会による、部内報告会。
いろいろ問題があったが、なんとか終了。実行委員はもちろん、部員たちにとっていい経験になったはずである。重要なのは、実行委員ではなく、報告を聞いた部員がどのくらい勉強できたか、である。

その後、平成21年度第1回研修会。
今年度は研修会もコモンズ会もできず、ようやく第1回研修会ができた。ただし、報告会の時間がかなり伸びたので、簡単にすませる。
今回は「先輩」の役割についても話す。だが、数日後の出来事を見ていると、今のところ効果は出ていない。これからに期待したい。

その後、尚志館の稽古に行く。

8月23日は、制引鎮特別講習会。
今回は、かなり難しかったようで、ほとんどの人から「難しかった」とメールが来ていた。ちょっと張り切り過ぎました(^^;

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